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	<title>Hard To Explain &#187; cd review</title>
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		<title>Innerspeaker / Tame Impala</title>
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		<pubDate>Fri, 09 Jul 2010 01:07:06 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[Tame Impala]]></category>

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		<description><![CDATA[昨年のサマー・ソニック09にひっそりと出演し、一部でひっそりと話題を呼んでいたオーストラリアはモジュラーからの、自らを“飼いならされたインパラ”と名乗る4人組。･･････といっても、アルバム自体は確かに1枚目だが、これ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/07/tame_impala_innerspeaker-288x288.jpg" alt="Innerspeaker / Tame Impala" title="Innerspeaker / Tame Impala" width="288" height="288" class="alignnone size-medium wp-image-2726" /><span id="more-2725"></span>昨年のサマー・ソニック09にひっそりと出演し、一部でひっそりと話題を呼んでいたオーストラリアはモジュラーからの、自らを“飼いならされたインパラ”と名乗る4人組。･･････といっても、アルバム自体は確かに1枚目だが、これまでにもEPやシングルを数枚リリースしていたので、ご存知の方も多いだろう。また、昨年のサマソニでも、早い時間帯ながら、独特の世界観を醸し出す彼らのステージ・パフォーマンスに魅了された人も決して少なくはないはずだ。</p>
<p>そんな彼らの待望のデビュー・アルバムとなるのが今作だが、これまでにもドアーズを引き合いに出されたり、その土臭いグルーヴやルーズな演奏によりブルースからの影響さえ感じさせていた彼ら。しかし、今作のサウンドを耳にしてまず真っ先に思い浮かべるのは、何と言ってもビートルズだろう。より具体的にいうなれば、『Rubber Soul』から『Revolver』辺りの中期。4人が自らのオリジナリティを確立していき、同時にサイケデリックな要素が目立ち始めた時期に、各楽器及びボーカルへのエフェクトのかけ方や、サウンド全体の質感などが良く似ている。特にボーカルのケヴィン・パーカーの歌い方はポールに檄似！</p>
<p>しかし、彼らは単なるビートルズ・フォロワーで完結しているバンドではもちろんない。「<a href="http://www.youtube.com/watch?v=nkceZKRotTo">Desire Be, Desire Go</a>」に顕著なシューゲイザー要素も伺える。そして、リズム隊はストロークス以降とでも言えるようなタイトさを持ちながらも、そこに乗っかるウワものは浮遊感たっぷりの極上のサイケデリア、というある意味ディア・ハンターなどにも共通する部分があるが、演奏技術、作曲能力といった生産性の高さなら断然コチラの方が何枚も上手。そもそもビートルズmeetsシューゲイザーなんて、まだ誰もやってないんじゃないでしょうか？ 今後も面白い作品を作ってくれそうな気がするので、要注目！ (保坂隆純)</p>

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		<title>Stuck on Nothing / Free Energy</title>
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		<pubDate>Tue, 29 Jun 2010 14:11:01 +0000</pubDate>
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				<category><![CDATA[cd review]]></category>
		<category><![CDATA[Free Energy]]></category>

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		<description><![CDATA[このバンドが紹介される時、「DFAレコーズから異例のロック・バンドがデビュー」という冠が必ずと言っていいほど付く。それはこのレーベルのボスでありLCDサウンドシステムとしても活動するジェームス・マーフィーがプロデュースし [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/06/free-energy-stuck-on-nothin.jpg" alt="Stuck on Nothing / Free Energy" title="Stuck on Nothing / Free Energy" width="288" height="288" class="alignnone size-full wp-image-2582" /><span id="more-2581"></span>このバンドが紹介される時、「DFAレコーズから異例のロック・バンドがデビュー」という冠が必ずと言っていいほど付く。それはこのレーベルのボスでありLCDサウンドシステムとしても活動するジェームス・マーフィーがプロデュースし、レコーディングでベースも担当しているという入れ込みようと、同時に彼の(最後となる)新作ともタイミングが重なっていたこともある。だけど、もうそろそろこのフレーズは要らないと思う。</p>
<p>元ホッキー・ナイトのメンバーが新しいバンドを結成というニュースが飛び込んできたのは、ちょうど去年の今頃。そして初めて聴いた曲が「Dream City」だった。前のバンドからは想像もしていなかった純粋なロックン・ロールに驚いた。そして同時に大好きになった。<br />
フリー・エナジーの音楽は、今のシーンの一部に入れることができない。イメージはシン・リジィ、トム・ぺティ、チープ・トリック。5分以上もあるパワー・バラードや、ギュインギュイン鳴るギター・ソロ、ストレートな詞を歌う長髪のヴォーカルは、パワー･ポップやハードロック、グラムロックの要素がミックスされた、聴いてるこっちが思わず恥ずかしくなってしまうほどわかりやすいロックン・ロール。</p>
<p>チープ・トリックを世界中に知らしめたのは、日本の女の子たちの黄色い声だっていうことは有名な話。武道館ライヴのレコードが、オリジナル以上にかっこよく聴こえるのは、そのカリスマ性までもが溢れて伝わってくるから。まるでアイドルのようにファンに追っかけられて、ライブの最前列には熱い視線を向ける今にも失神しそうな女の子たち。そしてバック・ステージにはグルーピー。時代のロック・スターを生み出すパワーはいつだって女の子たちが持っていた。それは過去のものになってしまったのだろうか。</p>
<p>インディ・ロックはインテリのものじゃない。ヴァンパイア・ウィークエンドやMGMTなど新しい世代からも「ポップになったっていいんだ！」って動きが出てきている。だから今、ステージの最前列でキャーキャー言って 、いつの時代にもロックを盛り上げてきたガールズパワーで観客の側からもそれに答えたいと思う。できれば、70年代の夏を舞台にした映画『Dazed &#038; Confused』に出てくる女の子たちみたいに、ハイウエストのピチピチジーンズを気合で穿いて。<br />
それをさせてくれるバンドが、このフリー・エナジー。今年のサマー・ソニックでの来日にそなえて今から予習しておかないと。(池内ちひろ)</p>
<p>Out Now | <a href="http://dfa.hasawebstore.com/artist/41078">DFA Records</a> / Astralwerks Records</p>

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		<title>Titus Andronicus / The Monitor</title>
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		<pubDate>Wed, 23 Jun 2010 08:41:25 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[Titus Andronicus]]></category>

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		<description><![CDATA[ここ最近の、ブルックリンをはじめとしたインディ勢の充実ぶりは、草食系アメリカンの音楽界での立ち位置を確立出来たようで見ていて嬉しくはある。だけど、そんなインディのシーンを俯瞰していて時に寂しさを感じる時もある。「ガツーン [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/06/titus_andronicus_the_monitor_album_cover-288x288.jpg" title="Titus Andronicus / The Monitor" alt-"Titus Andronicus / The Monitor"width="288" height="288" class="alignleft size-medium wp-image-2548" /><span id="more-2546"></span>ここ最近の、ブルックリンをはじめとしたインディ勢の充実ぶりは、草食系アメリカンの音楽界での立ち位置を確立出来たようで見ていて嬉しくはある。だけど、そんなインディのシーンを俯瞰していて時に寂しさを感じる時もある。「ガツーンとした熱さや激しさで勝負するロックバンドはどこに行った」と。そもそもロックなんだから、激しくて当たり前のものだった。だが、2000年代以降の「ラウドでやんちゃ」な部分だけが低年齢層に向けてシステマティックに機能化するばかりですでに死に体。こういう状況を打破する意味で、なにかインディの側から、音楽的創造性を持った新しき激しい衝動が沸き上がってこないものか。そんな風に思っていたら実際にやって来たから本当に驚いた！</p>
<p>それを成し遂げたのはニュージャージー出身のタイタス・アンドロニカス。地理的にも近いブルックリンのバンド達から熱いカルト的支持を受けていた彼らの2ndアルバムは、あらゆる境界線を超えた、後の伝説化必至の金字塔。もともと“シューゲイザーmeets初期パンク”な、透明感と粗野さを奇妙に併せ持ったバンドではあったが、今作はそこに“南北戦争”というロックとしては不思議なコンセプトが付与されたことにより、そこにポーグスを彷彿させるアイリッシュ・フォークやカントリー、はたまたブルース・スプリングスティーンに通じる大陸的な土くささも加わり、時間軸やジャンルを悠々と破壊する熱い衝動の表現に大成功！　技巧や室内実験に頼りがちだった近年のシーンにおいて、全盛期のクラッシュのような前のめりで強引なこの創造の爆発ぶり。時間はかかるだろうが、何かの種はまかれた気がする。（沢田太陽）</p>

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		<title>Gogol Bordello / Transcontinental Hustle</title>
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		<pubDate>Fri, 21 May 2010 17:06:29 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[
マドンナ初監督作品『ワンダーラスト』の個性光る演技も記憶に新しい（イライジャ・ウッド主演映画、『僕の大事なコレクション』のアメリカナイズされたB系ウクライナ人役も注目！）ジプシー・パンクロッカー、ユージン・ハッツ率いる [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/05/Transcontinental-Hustle.jpg"><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/05/Transcontinental-Hustle.jpg" title="Transcontinental Hustle" width="288" height="288" class="alignleft size-full wp-image-2308" /></a><span id="more-2307"></span><br />
マドンナ初監督作品『ワンダーラスト』の個性光る演技も記憶に新しい（イライジャ・ウッド主演映画、『僕の大事なコレクション』のアメリカナイズされたB系ウクライナ人役も注目！）ジプシー・パンクロッカー、ユージン・ハッツ率いる多国籍チンドン屋集団が新作にプロデューサーは、なんと巨匠リック・ルービン！　メロディを構成するのは、縦横無尽に駆け巡る高速アコーディオンに、どこか物悲しさを思わせるバイオイリンの音色。そこに乗っかるユージン･ハッツの東欧なまりの噛み付くような歌い方が絶妙。彼のブラジルでの生活にインスピレーションを受けたという今作ではお祭り騒ぎはさらにヒートアップ、動きださずには聞いてられない！<br />
今作で名実ともにシステム・オブ・ア・ダウンのような本来ならアメリカよりもダサいはずの他文化を上手く取り入れクールに魅せる「移民ロックバンド」の仲間入りを果たした、といえるだろう。(林麻美)</p>
<p>out now | Sony Music Entertainment / SICP-2690</p>

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		<title>Astro Coast / Surfer Blood</title>
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		<pubDate>Tue, 26 Jan 2010 16:00:47 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[Surfer Blood]]></category>

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		<description><![CDATA[NYで開かれるインディ・ロックの青田買い場CMJ Music Marathonで2009年話題になったパームビーチ (フロリダ州)の5人組のデビュー･アルバム。
ネット時代は注目されるのも早いけど、忘れ去られるのも早いも [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/01/surfer-blood-astro-coast-288x288.jpg" alt="Astro Coast / Surfer Blood" title="surfer-blood-astro-coast" width="288" height="288" class="alignnone size-medium wp-image-1881" /><span id="more-1880"></span>NYで開かれるインディ・ロックの青田買い場CMJ Music Marathonで2009年話題になったパームビーチ (フロリダ州)の5人組のデビュー･アルバム。<br />
ネット時代は注目されるのも早いけど、忘れ去られるのも早いもの。そんな中、約3ヶ月というタイミングで作品をリリースしたという点で、他から一歩抜き出たことになる。</p>
<p>そしてその作品はというと、新しい10年代の聴き初めにおススメしたいアルバム。2009年の音はどこか憂鬱であったり、捻くれていたり、高尚だったりした印象があるが、サーファー・ブラッドの音は純真な優しい趣き。そしてなによりポップである。80sのギター・ポップに90sのUSオルタナティブ・ロックが合わさったようだ。<br />
シングル曲「Swim」は力強いヴォーカルが印象的だけどソフトなロックソング。パーカッションとキーボード担当のMarcos Marchesani （もしゃ髪眼鏡）の働きぶりがすごい。彼がこのバンドに入ったことで、よくあるギターバンドに留まらずトロピカルで踊れるロックを実現させている。</p>
<p>しかしアルバム全体ではこの曲だけからは想像できなかった様々な表情をみせる。ギターのThomas Fekete（小猿）とヴォーカル・ギターのJohn Paul Pitts（リーダー）がひっぱってジャムる様に曲が展開していくのが快い。それが時にはヴァンパイア・ウィークエンドのアフリカンリズムのメロディだったり、フリート・フォクシズの美しいコーラス･ハーモニー、MGMTのサイケデリックな世界を感じさせるから、若いリスナーにとって次に手に取りやすいといえる。事実、本人たちもインタビューで影響を受けたバンドにWomenや、Holiday Shores、The So So Glosなど最近のバンドを挙げていた。<br />
というのも、彼らはまだ20代前半。大学を卒業してからバンドを結成したから活動期間はまだ短い。「ハイプになりたくない」と言っているが、この様子だとそれは避けられないだろう。サーファーの血統でその波をも越えて行って欲しい。(メンバーは誰もサーフィンしないらしいけど。) (池内ちひろ)</p>
<p>out now | <a href="http://kaninerecords.com/" >Kanine Records</a></p>

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		<title>Acolyte / Delphic.</title>
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		<pubDate>Sun, 24 Jan 2010 03:00:57 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[Delphic.]]></category>

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		<description><![CDATA[今さら言うまでもないかもしれないが、BBC Sound Of 2010第3位にも選出され、今年活躍を最も期待されているアクトの一つである、マンチェスターの若き3人組のデビュー作が本作だ。
ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/01/delphic-acolyte-288x288.jpg" alt="Acolyte / Delphic." title="delphic-acolyte" width="288" height="288" class="alignnone size-medium wp-image-1877" /><span id="more-1876"></span>今さら言うまでもないかもしれないが、BBC Sound Of 2010第3位にも選出され、今年活躍を最も期待されているアクトの一つである、マンチェスターの若き3人組のデビュー作が本作だ。</p>
<p>ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、ストーン・ローゼズ、ハッピー・マンデーズ、オアシスなどなど……挙げればキリがないほど、過去に偉大なるミュージシャンを輩出してきたかの地から彼らは出てきたわけだが、しかし、彼らはそのような過去のレジェンド達の素晴らしい功績をリスペクトすると同時に、それから15年以上経った今でも未だに過去しか振り返ろうとしない頭でっかちな人々に対し、警鐘を鳴らそうとしている。</p>
<p>「せっかく素晴らしい未来が向かってきているかもしれないのに、後ろばかり見ていたらそれを見過ごしてしまうだろ」。これは来日時のインタビューで彼らが語っていた言葉だが、まさに今は、彼らの地元マンチェスターだけでなく、イギリス全体が活力のない保守的な姿勢に入っている。このように衰退していく一方のイギリス音楽業界に、唯一光を差し伸べる存在こそが彼らであり、この作品ではなかろうか。</p>
<p>アンダーワールドのようなミニマル・テクノと、ニュー・オーダーのように胸打つメランコリックなメロディ、そしてそれらをバンド・サウンドとして表現する。静から動へ。徐々に徐々に聴く者の感情を昂ぶらせていき、頂点へと達すると共に凄まじい破壊力をもってして大爆発。そしてまた静かに始まる……。まるでミックス・アルバムのように淀みなく流れる全10曲。素晴らしく完成された作品だ。これでデビュー作というのだから恐れ入る。</p>
<p>エレクトロとロックの融合なんて、もう聴き飽きた。もっと新しいサウンドを望んでいる、という方々、必聴です。 (保坂隆純)</p>

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		<title>Hidden / These New Puritans</title>
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		<pubDate>Sat, 23 Jan 2010 07:00:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ci</dc:creator>
				<category><![CDATA[cd review]]></category>
		<category><![CDATA[These New Puritans]]></category>

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		<description><![CDATA[再生ボタンを押すと同時に流れてくるのは謎のファンファーレ。まるで、壮大なSF映画のオープニングでも観ているかのようだ。そのまま続く2曲目。重く鳴り響くドラムで幕を開け、呪術のように囁くボーカル、トライバルなビートが徐々に [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/01/these-new-288x288.jpg" alt="Hidden / These New Puritans" title="these-new" width="288" height="288" class="alignnone size-medium wp-image-1873" /><span id="more-1872"></span>再生ボタンを押すと同時に流れてくるのは謎のファンファーレ。まるで、壮大なSF映画のオープニングでも観ているかのようだ。そのまま続く2曲目。重く鳴り響くドラムで幕を開け、呪術のように囁くボーカル、トライバルなビートが徐々に襲い掛かってくる･･････。</p>
<p>なにこれ？ これ、誰？ って思ってしまうのも無理はない。むしろ最初マジでプレイヤーに入れたCDを間違えたかと思った。でも、これと同種、同程度の驚きを昨年にも僕は感じたことがある。そう、ホラーズだ。彼らの2ndでの大変貌振りと、このTNPSが今作で遂げた激変ぶりは非常に良く似ている。</p>
<p>ギクシャクとしたリズムと痙攣ギター、そして駄目押しはかのポスト・パンク界隈のレジェンド、ザ・フォールの曲名から取ったバンド名。これだけの要素が詰まったこのバンドが、07～08年頃に登場したのだから、そりゃあポスト・パンク・リヴァイヴァルに括られても無理はなかったと思う。かく言う僕も、彼らのことはそういう目線でしか観れていなかった。それに加えて、あのエディ・スリマンのお気に入りってのも今ひとつ彼らの事が好きになれなかった理由の一つだと思う。あの人はあまり音楽的な耳を持っていない人物だと個人的には思っているので。</p>
<p>しかし、この2ndは凄い。とてつもなく凄い。総勢13名からなる木管・金管アンサンブルや、効果的なストリングス、さらに和太鼓やナイフを研ぐ音(ビョークか！)までをも貪欲に取り入れ、誰にも真似できない新境地を確立。しかも、これは凡百のロック・バンドがある程度キャリアを積むとやりたがるような、暑っ苦しいバラードへ導入するアホくさいストリングスとは全くの別次元。全くの別物だ。前衛的な現代音楽や、クラッシクへのアプローチもみせつつ、ビートはより実験性を取り入れるなど、随所にこだわりが隠されている。</p>
<p>よく、メーカーの付けたキャッチコピーやレコード屋さんの店頭POPなどで、「全曲シングルカットできるほどのクオリティ！」みたいな感じの売り文句を見かけるが、このアルバムは逆だ。「全曲シングルカット不可能」なのだ。しかし、断言する。これは紛れもなく大名盤である。 (保坂隆純)</p>

	Tags: <a href="http://hardtoexplain.jp/tag/these-new-puritans/" title="These New Puritans" rel="tag">These New Puritans</a><br />

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		<title>Contra / Vampire Weekend</title>
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		<pubDate>Fri, 22 Jan 2010 05:29:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>taiyo</dc:creator>
				<category><![CDATA[cd review]]></category>
		<category><![CDATA[Vampire Weekend]]></category>

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		<description><![CDATA[国内のみならず英米などの各メディアから絶賛されたデビュー作から約2年、まさに現代のロック・バンドのあるべき理想の姿とでも言うべき傑作2ndが到着した。
アフロ・ビートやレゲエ、スカ、バロック・ポップなどの要素を緻密な計算 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/01/vampire.jpg"><img class="size-medium wp-image-1867 alignnone" title="vampire" src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2010/01/vampire-288x288.jpg" alt="" width="288" height="288" /></a><span id="more-1866"></span>国内のみならず英米などの各メディアから絶賛されたデビュー作から約2年、まさに現代のロック・バンドのあるべき理想の姿とでも言うべき傑作2ndが到着した。</p>
<p>アフロ・ビートやレゲエ、スカ、バロック・ポップなどの要素を緻密な計算の上で融合。それらの雑多な音楽的要素が、1曲の中でキッチリと整理整頓され、実に違和感なく混じり合っている様は、まさにお見事と言う他ない。<br />
しかも、そんじょそこらのブルックリン勢の後追いインディ・バンドと違い、ひとつひとつ紐解いていけば、1曲の中に数え切れないほどのアイディアや要素が詰まっているのにもかかわらず、ゴチャゴチャとしたり、雑然とした印象は全く受けない。これは基本的な軸が1stからほとんど変わらず、あくまで引き算的なサウンド作りに重きを置いているからだと思う。これも非常に今日的といえる。</p>
<p>前作は全英チャートですらも15位止まりだったが、今作は初登場で全英3位、なんと全米では1位というとんでもない快挙を達成！<br />
新たなディケイド、10年代の始まりを告げるのに、これ以上相応しい作品もないだろう。</p>
<p>嫌なニュースや、未来への不安ばかり聞こえてくる昨今の音楽業界だが、このあまりにも素晴らしい作品を聴いていると、不思議なことに全く根拠のない安堵感と自信が湧いてくる。大丈夫、音楽はまだまだ進化している。これからもどんどん面白くなる。 (保坂隆純)</p>

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		<title>S/T / Real Estate</title>
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		<pubDate>Sun, 29 Nov 2009 19:06:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>ci</dc:creator>
				<category><![CDATA[cd review]]></category>
		<category><![CDATA[Real Estate]]></category>

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		<description><![CDATA[
プレーヤーの再生ボタンを押した瞬間、体中の血が沸き立って思わず飛び跳ねたくなるような曲はひとつも入っていない。だけど脳のリラックス効果なら100％保障付き。
ニュージャージー郊外で、高校の親友同士によって去年の夏に結成 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2009/11/realestate-288x288.jpg" alt="" title="realestate" width="288" height="288" class="alignnone size-medium wp-image-1497" /><br />
<span id="more-1496"></span>プレーヤーの再生ボタンを押した瞬間、体中の血が沸き立って思わず飛び跳ねたくなるような曲はひとつも入っていない。だけど脳のリラックス効果なら100％保障付き。</p>
<p>ニュージャージー郊外で、高校の親友同士によって去年の夏に結成されたバンド。<br />
ヴォーカルのマーティンは同じくニュージャージーのTitus Andronicusの元メンバーで、ギターのマットはDucktailsなどでも活動している。<br />
先日までツアーを一緒にまわっていたGirlsに通じるところもある、ノスタルジックなポップミュージックが彼らの持ち味。</p>
<p>夏休みはこどもたちにとっては一番楽しくもあるが一番暇を持て余す時でもある。そんな時に仲間が集まってバンドのようなことをはじめるのはよくある話だろう。<br />
高校の音楽オタクたちが人気を得るためにハウスパーティでWeezerのコピーバンドとして演奏をする。<br />
その名も「ブルー･アルバム･バンド」。アルバム丸々コピーした。<br />
Vivian Girlsのキャシー(Vo)の16歳の誕生日パーティで今度はThe Strokesのアルバム丸々コピーもやっている。</p>
<p>マーティンの大学進学のために離ればなれになったが、去年彼が戻ってきたことでまた一緒にバンドを始める。<br />
このアルバムに収録されている曲はすべてその頃に作成されたもの。<br />
だから夏の思い出がいっぱい詰められている。<br />
反響する音作りは海の底にいるイメージからくるそうだ。<br />
音楽が好き。友達と一緒にいるのが好き。<br />
そこにあるのはカッコつけないリアルな音楽。</p>
<p>夏の夕暮れ時、くつろぐのにぴったりなアルバムだけど、今の時期だったら温かいチャイティーを飲みながら聴くなんてのもいいかもしれない。(池内ちひろ)</p>
<p><a href="http://www.myspace.com/letsrockthebeach">http://www.myspace.com/letsrockthebeach</a><br />
マイスペのURLも「ビーチでロックしよう！」</p>

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		<title>XX / The XX</title>
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		<pubDate>Tue, 29 Sep 2009 16:36:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>taiyo</dc:creator>
				<category><![CDATA[cd review]]></category>
		<category><![CDATA[The XX]]></category>

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		<description><![CDATA[ 09年デビュー組の中でも凄く好きな作品。英サウスロンドン出身、若干20そこらの中学校からの幼馴染４人組The XX。
この魅力をどう伝えたらいいか、難しいが、チャレンジしてみると、まず素晴らしいのがボーカル。
男女ボー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><a href="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2009/09/the-xx.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-1363" title="the-xx" src="http://hardtoexplain.jp/wp-content/uploads/2009/09/the-xx-288x282.jpg" alt="" width="288" height="282" /></a> <span id="more-1362"></span>09年デビュー組の中でも凄く好きな作品。英サウスロンドン出身、若干20そこらの中学校からの幼馴染４人組The XX。<br />
この魅力をどう伝えたらいいか、難しいが、チャレンジしてみると、まず素晴らしいのがボーカル。<br />
男女ボーカルはそこに漂うエロティックな雰囲気を楽しむものだと思うが、彼らはセクシーさで魅せるタイプではない。退廃的でカッコイイという感じではなく、漂う倦怠感が心地いい。この心地よさと深みはどこから来ているのだろう。そこにある悲壮感はまるで絶望的で報われない恋愛映画を見ているようだ。劇中に感情を乱す忘れがたい場面が現れるように、曲ごとに心動されるシーンが展開される。もしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれない。私はこの女性ボーカルの声が本当に可愛いと思う。特に語尾の後を引く発音が。<br />
またバンド構成がユニークで、ギター、ベース、シンセサイザーにドラムは不在でドラムマシン。リズムを舵とるドラムマシンのチリチリした電子音が全体に緊張感を与えている。シンセサイザーのメランコリーなメロディは、無感情の氷のように冷たいトーンで歌う2ボーカルをバックに、演奏で感情の襞を表現しているかのよう。<br />
ボーカルの抑揚の合間の絶妙なタイミングで挟まれる電子ハンドクラップ音もすごくいい。Ｍ4「Crystalised」Ｍ8「Basic Space」も素晴らしいがボーナストラックの「Hot Like Fire」。そう、アリーヤのカバー（！）彼らの音楽からは想像できないが、ヒップホップからもかなりの影響を受けているらしい。<br />
巷の数あるシューゲイジーバンドの中でもこの深淵さと現実感！本物の匂いがする。(林麻美)</p>
<p><a href="http://www.myspace.com/thexx" target="_blank">http://www.myspace.com/thexx</a></p>

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