[Interview] Black Honey ~ビターでスウィートな紅一点バンド

今回は、”SUMMER SONIC 2016”(以下サマソニ)に出演するために初来日を果たした英・ブライトン発の4人組インディロック・バンドBlack Honey(ブラック・ハニー)にインタビュー!10月にロンドンで行われる単独公演はすでにSOLD OUTしている彼ら。本国イギリスでの注目度も急上昇中の「itバンド」です。原宿ASTRO HALLの楽屋で行われた15分間の貴重なインタビューでは、 CDジャケットに隠された秘密や、フロントガールのIzzyが古着屋さんで働いていた過去など、気になる話を沢山聞くことができました!

 

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左からTom (Dr.)、Izzy (Vo.Gt.)、Tommy (Ba.) (※残念ながらChris (Gt.)は体調不良の為、撮影は欠席でした)

 

-はじめまして!今日はインタビューのお時間をいただきありがとうございます!

(ざわつくバンドメンバーを鎮めるTommy)

-ではさっそくインタビューを始めさせていただきます(笑)まず最初に、初来日を果たして、日本の印象はいかがですか?

Izzy : とってもグラマラスな場所ですっごく気に入った!

 

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-もうすでに4日ほど東京に滞在されていますが、どこに行きましたか?

Izzy : 原宿、渋谷のスクランブル交差点、猫カフェ…普通の観光客みたいなところに行って楽しんでるの!ラーメン食べたり、新宿でバービーのプリクラを撮ったりもしたよ!

Tommy : 明治神宮にも行ったけど、すごく美しい場所で圧倒された!

 

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– HTEでインタビューさせていただくのは今回が初めてなので、簡単にバンドの結成経緯を教えてください。

Izzy : 私たちはブライトン(イギリス南東部の海辺の街)っていうクールな街で出会ったの。ギターのChrisとはもともと家族ぐるみの知り合いで、TommyとTomは別のバンドでそれぞれ活動してて、お互いバンド活動をしているうちに自然に知り合ったって感じ。

Taylor : ブライトンはアート活動や音楽活動をしているクリエイティブな人が多いから、そういうコネクションを作るのは簡単なんだよ。

 

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– Izzyはバンドの中で唯一の女の子ですが大変なことも多いですか?

Izyy : 12時間もこのlads(ヤンチャな男の子)たちといるのは確かにタフだよね。みんなサッカーとポケモンに夢中なの。私はムードボードを作ったり、歌詞を考えたりする方が好きだけど。

 

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– 男の子たちはバンドに女の子がいることについてどうですか?

Tommy : Izzyはバンドの繊細さみたいなものを保ってくれる大事な存在だし、もしも俺たちが他のバンドみたいに男だけのバンドだったら確実にクレイジーなことになっていると思う。

Chris : たしかに。みんな男だけでバンド組んだこともあるから、その違いが分かるんだよね。

 

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-なるほど(笑) ちなみに、Black Honeyというバンド名の意味や由来はありますか?

Izzy : Black Honeyはビターでスイートなイメージでしょ?それがバンドのサウンドにピッタリだと思って決めたの。ノーティーなギターサウンドに、スイートなハーモニーを合わせることでコントラストの効いたサウンドが生まれるんだけど、それがまさにBlack Honeyみたいだなって。

– 最新EP、“Head Spin EP”の中には、ロックでポップな曲からLana Del Reyを彷彿とさせるようなノスタルジックな楽曲まで収録されていて、幅広い音楽の影響を感じたのですが、音楽性でなにか影響を受けたバンドはありますか?

Izzy : ありがとう。私はもともとNirvanaとかヘビーなロックが好きなんだけど、The BeatlesThe Beach BoysThe Jesus and Mary Chainとかももちろん大好き。私たち、ただのポップバンドにはなりたくないの。The White Stripesみたいな70’sサウンドを表現できたら最高。

 

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("On Your Time"はThe Jesus and Mary Chainの"Just Like Honey"を彷彿とさせるサウンドも)

 

– 曲作りのプロセスと苦労する点を教えてください。

Tommy : その曲によってプロセスは異なるけど、大体の場合はIzzyがひらめいた歌詞とメロディーを俺らのとこに持ってきて、そこから4人で曲を作り上げていくことが多いかな。大変なのは4人全員が出来上がったものに納得できるか、っていうところだね。

– 今までリリースした楽曲の中からお気に入りの一曲を選ぶとしたら、どの曲を選びますか?

Tom : “Corrine”かな。ライブで盛り上がるしね!

Chris : 俺も同じ。

Izzy : 私は”Spinning Wheel”。

Tommy : 俺は”All My Pride”だね。ギターサウンドがかっこいい曲だから。

 

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– シングルやEPのアートワークが毎回バンドのアイデンティティを感じさせるレトロでお洒落なデザインですが、こういったデザイン面にも自分たちでアイディアを出し合って作り上げるのですか?

Izzy : ありがとう!もちろん全部自分たちが意見を出し合って作ってる。今までのジャケットは全部Olivia Savageっていうすごく才能のあるコラージュアーティストにデザインしてもらっていて、曲のイメージやインスピレーションをアートワークにも落とし込んでいるの。例えばこの”Spinning Wheel”は、過去の恋愛について歌った曲で、ジャケットの表と裏にちょっとした秘密が隠されていて…裏の風景が表ジャケットのバックミラーに移っていて、表の風景が裏ジャケットのバックミラーに移って、表と裏の2つの風景がバックミラーを通してリンクしているの。表の彼女はビッチだからカーチェイスをしながら逃げているところ。髪が乱れてフロントガラスには銃弾の跡があるでしょ?あと、彼女の車に置いてあるマドンナ像(聖母マリア)は”Black Honey EP”のテレビの上にも飾ってあるの。

 

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(左からSpinning Wheel表、裏、Black Honey EP)

 

– シングルもEPも持っていたのに気づきませんでした!!

Izzy : こういう小さな秘密をアートワークに隠すのも好き!

 

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– あなたのファッションはWes Anderson監督の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』に出てくるMargotや70年代のバンドやグルーピーカルチャーを題材とした『あの頃ペニー・レインと』のPenny Laneのような雰囲気を感じさせますが、ミューズになっている人物や映画を教えてください。

Izzy : イェーイ!大好き!Wes Andersonの世界観を意識してバンドのイメージを作っているから、まさにそういってもらえて本当に嬉しい!他には『パルプ・フィクション』のMia Wallaceも好きな映画キャラクターだし、BlondieのDeborah HarryやMarilyn Monroeみたいなブロンドヘアーのアイコニックな女性も好き。あとはElvis Presleyもね!この前もElvisみたいな格好をしてステージに立ったの(笑)

 

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– 先日のInstagramの投稿で、映画『ロスト・イン・トランスレーション』を彷彿とさせる写真がありましたが

Izzy : お気に入りの映画なの。映画に使われている曲もお気に入り。

Tommy : この前カラオケに行ったときも映画みたいにピンクのウィッグをかぶって歌ってたよね。

 

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-カラオケでは何を歌ったんですか?

Tommy: QueenとかThe Beatlesとかとにかく全部だよ!

– 映画の話に戻りますが、初めて東京に来てみて、『ロスト・イン・トランスレーション』の主人公の女性Charlotteと同じような気持ちだったり、ホームシックになったりしましたか?

Izzy :うん。雨だったしね(笑) 新宿のラブホテル街に迷い込んだり、バーでカクテルを飲んだり、映画の彼女みたいな気持ちになったかも(笑)

 

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– IzzyはRobelt Cavalliのファッションショーに出演するなど、ファッション界からの注目度も高いですが、コーディネートをする上でもっとも重要視していることは何ですか?

Izzy : チーププライス!とにかく安いこと!昔、Beyond Retro(イギリスの古着チェーン店)でバイトしてたことがあって、そのお店でスタイリングとかも任されてたの。お店で手に入る60-70’sのはぎれを集めてリメイクしたり、色々な時代のアイテムを組み合わせてコーディネートをしたりするのが好き。

 


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– では最後に。シングルやEPなどすでに多くの楽曲をリリースしていますが、アルバムをリリースする予定や今後の目標はありますか?

Taylor : 9月に新曲をリリースする予定で、ミュージックビデオも用意しているんだ。あとはまだ音楽フェスの出演予定が残っているし、10月にはDream WifeとのUK tourもある。アルバムはもう少し先になりそうかもしれないんだ。

Izzy : 日本でライブをできるなんて、本当に夢みたいで、出来ることならまたすぐに日本に戻ってきたいな!

– ありがとうございました!

 

Photo by Harune Horigome

Photo by Harune Horigome

 

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原宿ASTRO HALL公演、サマソニも大いに盛り上がり大成功。Izzyの可愛らしい見た目からは想像できないほどロックで熱いステージを見せてくれました。(さすがNirvanaが好きだというだけあります。)今後のバンドの動向にも注目です!

 

Text : Yukika Tasaki

Photo : Noemi Minami / Harune Horigome

 

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