[Interview] Låpsley

今回は、先日行われたHostess Club presents Sunday Special(以下HCSS)に出演するために初来日を果たしたイギリス出身の19歳のSSW、ラプスリー(Låpsley)にインタビューした。アデル、ヴァンパイア・ウィークエンド、The xxらが所属する英名門レーベル<XLレコーディングス>よりデビューした注目の新人、ラプスリーの素顔に迫る。

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現在19歳。3年前から曲作りを本格的にスタートさせ、2014年にサウンドクラウド上にアップしたMonday EP』が約50万回もの再生を記録して話題となり、その年のグラストンベリーのBBC Introducing Stageに出演し見事優勝。その後、大学進学ではなく音楽の道へ進むと決断し<XLレコーディングス>と契約。今年3月にファーストアルバム『ロング・ウェイ・ホーム』をリリースした。

Lapsley

初めての東京はすっごくエキサイティングで気に入った!という彼女はシンプルな黒のワンピースにヴィンテージの着物を羽織って私たちを出迎えてくれた。

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- はじめまして! お会いできて嬉しいです!素敵な着物ですね。

ありがとう!はじめまして。ホリーです。(本名はホリー・ラプスリー・フレッチャー)

よろしくお願いします。

–  初めての東京はどうですか?

とっても気にいりました!今日は原宿でロリータファッションにトライしたりして、今のところすっごく楽しんでいます。

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- 気に入っていただけて良かったです!ずっと気になっていたのですが、ラプスリーという自分のミドルネームを芸名に選んだ理由があれば教えてください。

サウンドクラウドに登録する時にユーザー名を決めなきゃいけなくて、何がいいか考えた時に、自分のファーストネームの「ホリー」かミドルネームの「ラプスリー」にするか迷って、結局「ラプスリー」を選びました。「ラプスリー」っていう名前はスコットランド系の名前で、自分のバックグラウンドを表すこともできるし、「ホリー」っていう名前はちょっとガーリーすぎると思って。

- どのような経緯で音楽の道へ進むことになったのか伺いたいのですが、小さい頃からこの道を目指していたのでしょうか?それともキッカケがあって進むことになったのでしょうか?

曲作りは趣味でずっとやっていたのですが、キャリアとしては全く考えていませんでした。たまたまインターネットに曲をアップしたらそこから色々なオファーがくるようになって、大学へ進学するか、このチャンスを掴むか選択しなければならなくなり、音楽の道へ進むことを決心しました。

- その決断をされた時、ご両親はびっくりされませんでしたか?

両親はわたしが大学へ進むものだと思っていたので最初はとてもびっくりしていました。「ほんとに?それがあなたのやりたいことなの?」って。でも今ではしっかりサポートしてくれていて感謝しています。

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- 小さい時からクラシックピアノを習っていたそうですが、今やっているエレクトロミュージックとは真逆のジャンルになると思います。エレクトロで音楽を作るようになったキッカケや強く影響を受けたアーティストはいますか?

基礎としてクラシックを勉強していたのですが、自分の聞く曲はエレクトロ系のものが多くて、それで自然と作る音楽がエレクトロになったんだと思います。おそらく、影響を受けたのは両親のコレクションからですね。たとえば、母はジョニ・ミッチェルケイト・ブッシュ、父はジョイ・ディヴィジョンニュー・オーダーザ・ スミスが好きでした。私の両親はこういう素晴らしい音楽が溢れていた80年代にティーンエイジャーだったので凄くうらやましく思います。14歳くらいからSpotifyやiTunesを使うようになって、今自分が作っているようなミニマルR&B、エレクトロをさらに聞くようになりました。今まで習っていたクラシックミュージックへの反動もあったかもしれません。それでドラムマシーンやシンセの音に惹かれるようになったのだと思います。

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- イギリスのエレクトロミュージックシーンというと、The xxや、ジェームズ・ブレイクイヤーズ&イヤーズディスクロージャー、など男性が多いジャンルだと思うのですが、その中で女性であることが不利だと感じたりすることはありますか?

面白いですよね。なんでこんなに男性ばかりなのか不思議です。サウンドクラウドに曲をアップしている若いプロデューサーたちも99%は男性です。音楽をプロデュースする上で、女性は不利になると言う人が多いですが、私はそうは思いません。性別でなく、才能で平等に評価されるべきです。

- 次に、アルバム『ロング・ウェイ・ホーム』について伺いたいのですが、アルバムを通して恋愛がテーマになっていると思うのですが、これはすべて実体験をもとにしているのでしょうか?

全て実体験です。

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–  歌詞を書くときはいつも苦労しますか?

音作りより、歌詞を書く方が楽です。音を作っている時に歌詞が浮かんだりもするので。

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- その他に今回のアルバムのレコーディングで苦労した点はありましたか?

プロデュースすること、決断すること、が難しかったです。何度もプロデュース出来る分どこでストップをかけるかが重要でした。そして、今回はいつも自分が曲作りをしているベッドルームではなく、本格的なスタジオでのレコーディングだったので、知らないことが多くて苦労しました。同時に、自分の世界だけで曲作りしていた今までとは違い、そのプライベートな部分に誰かを招き入れることも苦労した点です。

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- BBC Radio1 live loungeでザ・ウィークエンドやゼインの楽曲をカバーしていましたが、R&Bや他のジャンルも含め今後コラボしてみたいアーティストはいますか?

同じジャンルでコラボしても面白味がないので、せっかくなら全く予想もつかないようなアーティストとコラボしてみたいです。もしビョークとコラボできたら夢みたいですね。もしくはリアーナやカニエ・ウェストへ楽曲提供できたら、と思います。

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- 最後に、今後の目標を教えてください。

自分が発揮できる100%の力を出しきって後悔のない作品づくりを続けていくことです。

–  ありがとうございました。

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初舞台がグラストンベリーということだけあって、HCSSでも貫禄のある堂々としたパフォーマンスでオーディエンスを圧倒したラプスリー。日本の後はコーチェラへの出演を控えている。彼女の今後の活躍に注目したい。

text by Yukika Tasaki

photo by Tammy Volpe

 

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