Beach House @ O-East

昨年、突如3年ぶりに2枚のアルバム『 Depression Cherry』と『Thank Your Lucky Stars』をリリースし、音楽メディアを騒がせた米国ボルチモア出身のドリーム・ポップ・ドュオ、Beach Houseが3年ぶりの来日公演を今月1月に行った。

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米インディーバンド、Fleet Foxesのメインメンバーとして活躍するSkyler Skjelsetの単独パフォーマンスで始まったBeach Houseのジャパン・ツアー。1つ目の前座にも関わらず割と人は多く、オーディエンスはしっかり彼を見るために来ているようだった。人が良さそうでシャイな雰囲気とは裏腹に彼の作り出すエレクトロニックミュージックは自信に満ち溢れ、暗く美しい独特の世界観があり、会場全体が真剣に聞き入っているのが印象的だった。Skylerが終わってすぐ始まったTakako Minekawa & Dustin Wongの演奏は対照的に明るい印象の民族音楽を思わせるサウンド。前座とは思えないぐらいボリュームのある演奏を見せてくれた。

前座バンド2つをしっかり見て若干すでに疲れている中、結構待っているところにやっと登場したBeach House。暗闇の中ライトに照らされ、影しか見えないのに立ち振る舞いからすでにかっこいい。1曲目「Lebitation」の演奏が始まるとすぐ、疲れていても待った甲斐があったと確信。パフォーマンス経験が長いのがすぐに分かる圧倒的な完成度だった。黒づくめの服を身にまとい、前が見えるのかと心配してしまう長さの前髪の下からミステリアスな視線を観客に向けるビクトリアの姿には魅入ってしまう。予想以上に低くハスキーで中性的な雰囲気のある彼女のファンへの一声は「ハロー・レイディーズ」。典型的プレイヤーなロックスターを思わせる。無造作なロン毛を振り回して熱唱するビクトリアの姿に惚れた女の子も多かったと思う。フレンドリーそうなアレックスは「前回はリキッドルーム(前回Beach Houseが演奏した恵比寿のライブハウス)で演奏したけど、今日は僕たちがリキッドルームだよ」とジョークを言っていたが、正直意味はよくわからなかった。分かった人がいるなら教えて欲しい。スクリーンに映される映像や凝ったライトの使い方を見ても、独自の世界観が確立されていて、ライブパフォーマンスに気合が入っているのが分かる。最初から最後まで綺麗な流れがあってスペキュタクラーな映画を見ているような気分になった。実際は1300人程度のキャパのライブハウスだったが、彼らのパフォーマンスはまるでアリーナで見ているような気持ちにさせられるほどの壮大さだ。2015年度に出したアルバム『Depression Cherry』と『Thank Your Lucky Stars』からの曲をたくさん披露し、どの曲にも会場は待ってましたと盛り上がった。アンコールは「Master Of None」とBeach Houseのアンコール定番曲「Elegy to the Void」。水面下にいるような気分にさせてくれる映像と照明の中、ビクトリアの力強い歌声が会場に鳴り響いた。 Text: Noemi Minami

 

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セットリスト

1, Levitation

2, Walk in the Park

3, PPP

4, All Your Yeahs

5, Silver Soul

6, Space Song

7, 10 Mile Stereo

8, One Thing

9, Wishes

10, Somewhere Tonight

11, Beyond Love

12, Sparks

13, Myth

アンコール

14, Masters Of None

15, Elegy to the Void

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