The Best Movies of 2015

Hard To Explainが選ぶ2015年の映画です。あなたのお気に入りの作品はランクインしているでしょうか?

※2015年に日本で公開された作品も対象にしているため、海外での公開年とずれがあります。

#10 ジュラシック・ワールド / Jurassic World

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監督:コリン・トレボロウ
脚本:リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー、デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
キャスト:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ビンセント・ドノフリオ、タイ・シンプキンス、ニック・ロビンソン、ジェイク・ジョンソン

リメイクはがっかりする事も多いけれど、これは大成功。ムチムチしていて、性格の良さが全面に出ていたクリス・プラットがいい味を出しているし(特に、恐竜達に「待て」のシーンが最高)、絶対指が死ぬと思うけど、ピンヒールで走り回って叫びまくるブライス・ダラス・ハワードも良かった。日本の興行収入2015年ベスト1となった理由は、何より4Dでの上映だろう。一時期は2日前の予約が瞬時になくなるほどで、それもそのはずこれほど4Dに向いてる映画ってないと思う。今年はアクションが充実していたけどこれは夏休みのファミリー向きだった。(林麻美)

#9 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 / Star Wars: The Force Awakens

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監督:J・J・エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダン、J・J・エイブラムス、マイケル・アーント
キャスト:デイジー・リドリー、ジョン・ボヤーガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック、ルピタ・ニョンゴ、アンディ・サーキス、ドーナル・グリーソン、ハリソン・フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ジュラシック・ワールド』と、目からウロコのようなリブート作品や続編が充実していた2015年。その大トリを飾ったのが『スター・ウォーズ』最新作!シリーズとしては前作「ジェダイの帰還」から30年後の世界。まさかミレニアム・ファルコンの勇姿を、また拝める日が来るなんて……。ハン・ソロとチューバッカの登場シーンには、思わず涙。新たなる伝説の幕開けに相応しい、これぞ映画といえる醍醐味を味わえる超大作。フォースと共にあらんことを。(M.fischer)

#8 きっと、星のせいじゃない。 / The Fault in Our Stars

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監督:ジョシュ・ブーン
脚本:スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー
キャスト:シャイリーン・ウッドリー、アンセル・エルゴート、ナット・ウルフ、ローラ・ダーン、サム・トラメル、ウィレム・デフォー

ジョン・グリーンの小説『さよならを待つふたりのために』が原作となった青春映画。注目の若手俳優の起用、『(500)日のサマー』の製作スタッフが携わるなど公開前から注目を集め、全米オープニング興行成績1位を獲得した。全世界のティーンエイジャーが夢中になった話題作である本作は、ストーリーや俳優陣の演技もさることながら、チャーリー・XCX、エド・シーラン、ジェイク・バグ、グループ・ラブ、リッキ・リー、M83など豪華アーティストが参加しているサウンドトラックもHTEとしては見逃せないポイント。(Yukika Tasaki)

#7 パロアルト・ストーリー / Palo Alto

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監督:ジア・コッポラ
脚本:ジア・コッポラ
キャスト:ジェームズ・フランコ、エマ・ロバーツ、ジャック・キルマー、ナット・ウルフ

カルフォルニア州、パロアルト市の学校を舞台にそれぞれ問題を抱える思春期の子供たちの様子を描いた青春映画。ジェイムス・フランコが原作執筆・プロデューサーを務め、監督にフランシス・フォード・コッポラの孫であるジア・コッポラが抜擢された。この映画の良さはなんといってもフォトグラファーであるジア・コッポラの繊細でセンス抜群なシネマトグラフィーである。どのシーンを切り取ってもヒップな雑誌に載っているようなショットが見られる。淡々と描かれるティーンの殺伐とした日常生活と美しい映像のコントラストが映画の世界観を見事に作り上げている。(Noemi Minami)

#6 ピッチ・パーフェクト / Pitch Perfect

ピッチ・パーフェクト [DVD]

監督:ジェイソン・ムーア
脚本:ケイ・キャノン
キャスト:アナ・ケンドリック、スカイラー・アスティン、レベル・ウィルソン、アンナ・キャンプ、ブリタニー・スノウ、エリザベス・バンクス

2012年に本国アメリカで旋風を巻き起こしたミュージカル映画がようやく日本でも公開に。カラフルなキャラクターたちもマッシュアップを多用している点も『glee/グリー』からの影響が大きいようだが、それはそれで人種やジェンダーについてもラフに扱っている辺り昨今のアメリカ社会を映しているようにも思える。作中でも披露される、主人公を演じたアナ・ケンドリックの「Cups」はシングル・チャートでも8位のヒットに。同じく今年公開された続編も合わせて観ておきたい。(Daichi Yamamoto)

#5 はじまりのうた / Begin Again

はじまりのうた BEGIN AGAIN [Blu-ray]

監督:ジョン・カーニー
脚本:ジョン・カーニー
キャスト:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レビーン、ジェームズ・コーデン

楽しいとき、悲しいとき、いつでもそこには音楽がある。音楽があればその気持ちを変えることができる。そんなポジティブな力をもらえる音楽映画。NYの街の様々な場所を舞台にしてアルバムの曲をレコーディングしていくシーンも楽しいけど、それ以上にイヤホンジャックを2つにわけてiPodでお互いのプレイリストを聴きながらNYの街を歩き回るシーンが最高。「平凡な風景が意味のあるものに変わる。陳腐でつまらない景色が美しく光り輝く真珠になる。音楽でね」。(ci)

#4 博士と彼女のセオリー / The Theory of Everything

博士と彼女のセオリー [DVD]

監督:ジェームズ・マーシュ
脚本:アンソニー・マッカーテン
キャスト:エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、デビッド・シューリス、ハリー・ロイド

実在する物理学者、スティーヴン・ホーキング博士の伝記映画。アカデミー賞では5部門にノミネートされ、ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインは主演男優賞を受賞。筋肉が衰えていく難病ALSを抱えながらもひたむきに研究に打ち込むホーキンング博士と、彼を支える献身的な妻ジェーンの半生を、夫婦の心情変化とともに繊細な描写で描いている。エディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズの迫真の演技にも圧倒される。途中から涙が止まらなくなる感動作。私は飛行機の中で号泣しました……。(Yukika Tasaki)

#3 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) / Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [DVD]

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー
キャスト:マイケル・キートン、ザック・ガリフィアナキス、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ

過去に有名な出演作はあるものの落ち目で奮起をかけて舞台に挑む俳優、とまるでマイケル・キートン自体とシンクロするような役柄でだんだんと狂気に飲まれていく姿は迫真に迫るものがある。作品はアカデミー賞作品賞、ゴールデングローブ主演男優賞も受賞し、現実では、監督もキートンも起死回生が出来たといえる。(林麻美)

#2 マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)

監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー、ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラザウリス
キャスト:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン、ゾーイ・クラビッツ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、ライリー・キーオ

そこには、安っぽい感傷的なノスタルジーなど微塵もない。代わりに存在したのは、30年の月日を経てもまだ話を継続させる意義を伝えるまでは死んでも死に切れない、という映画製作者としての血の滲むような恐ろしい執念だった。ストーリーは戦う主体を過去のアクション映画史上屈指のフェニミズムに立脚したものとなり、アクションはモダンに接近していけば行くほど、1920年代のバスター・キートン映画のようなアナログで普遍的な生々しい肉感性へと接近して行った。眠っていた伝説がそこで終わらず、さらに更新される。奇しくも今年、それは『スター・ウォーズ』でも『ロッキー』でも起きたことだった。(沢田太陽)

#1 セッション / Whiplash

セッション コレクターズ・エディション [Blu-ray]

監督:デイミアン・チャゼル
脚本:デイミアン・チャゼル
キャスト:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、メリッサ・ブノワ、ポール・ライザー、オースティン・ストウェル

日本では賛否両論ありつつも、映画史上屈指の鬼教師、フレッチャー先生が放つ「Not my fucking tempo!」の名ゼリフと共に、鮮烈なインパクトを残した秀作。音楽映画というより、スポ根ものやホラー映画に等しい展開は、徐々に狂気を帯びていく純朴な青年ジャズドラマーと、彼を追い詰める音楽教師の熾烈な心理戦によって、その緊張感を増していく。そして満員の映画館が、完全な静寂に包まれたクライマックスは、圧巻の一言。(M.fischer)

番外編 日本未公開作品

Trainwreck

TRAINWRECK MOVIE POSTER 2 Sided ORIGINAL Advance 27x40 AMY SCHUMER by Movie Poster Arena [並行輸入品]

監督:ジャド・アパトー
脚本:エイミー・シューマー
キャスト:エイミー・シューマー、ビル・ヘイダー、ブリー・ラーソン、コリン・クイン、バネッサ・ベイヤー、ティルダ・スウィントン、レブロン・ジェームズ

ここ数作、自身の監督作で『40歳の童貞男』のときのようなひらめきが見られなかったジャド・アパトーだったが、現在最高のコメディエンヌ、エイミー・シューマーをヒロインに見出すことで、自身がプロデュースを手がけた『ブライズメイズ』以来の傑作フィーメール・コメディを生み出した。偏屈な父親の影響でひとりの相手へのピュアな愛情が信じられずセックスに明け暮れた女性が、リラックス・ムードの優しき男性を前に自分を見つけていく……。ひと昔前のロマンティック・コメディの男女関係が逆転したようなストーリーだが、これを設定の面白さだけに終わらせず、普段はエキセントリックなビル・ヘイダーを胸ときめくHeartthrobへと変身させ、見る人の口元を甘く緩めさせた手腕は見事で、このジャンルの新たな可能性を広げている。ロマンティック・コメディ不振の今だからこそ、将来のために見られてほしい傑作だ。(沢田太陽)

SPY

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監督:ポール・フェイグ
脚本:ポール・フェイグ
キャスト:メリッサ・マッカーシー、ジェイソン・ステイサム、ジュード・ロウ、ローズ・バーン、アリソン・ジャニー

2011年『ブライズメイズ』での、下品さと強さと笑いの才能を痛快に見せつけた演技で、テレビでの脇役から一気にハリウッドの長者番付3位の主演級女優へと一気にかけぬけたメリッサ・マッカーシーが2015年、またやってくれた。今度は遂に、ジュード・ロウやジェイソン・ステイタムを向こうに回してのアクション・スター。おなじみの巨体を軽快に動かしてのアクションのキレには「この人、こんなことも出来るのか」と改めて驚かされるが、それだけでなく、ブレイク前からの性格女優として「孤独な40女」としての寂しい私生活や、BFFとの語らいを、ユーモラスかつ繊細に説得力もって演じられているのはさすが。2016年、彼女が女性キャスト版リメイクによる『ゴーストバスターズ』でさらにその地位を確固たるものにする前に、是非日本でその型破りな才能を紹介してほしい。(沢田太陽)

Me And Earl And The Dying Girl

Me Earl and the Dying Girl Advance A Double Sided Original Movie Poster 27x40 by Powerpostersonline [並行輸入品]

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本:ジェシー・アンドリュース
キャスト:トーマス・マン、オリビア・クック、RJ・サイラー、ニック・オファーマン、コニー・ブリットン、モリー・シャノン

2015年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞をW受賞した注目作。Me=高校最終学年を迎えたグレッグ。Earl=グレッグの“同僚”こと親友アール。Dying Girl=最近白血病であることがわかった同じ学校のレイチェル。この3人が過ごす1年を描いた青春物語。ありがちな難病ものにも恋愛ものにもなりきらないのが2010年代的。同名のYA小説の原作者ジェシー・アンドリュースが脚本を担当。長編2作品目となるアルフォンソ・ゴメス=レホン監督は『glee/グリー』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』の監督を務めているが、今作ではウェス・アンダーソンやミシェル・ゴンドリーのような文化系のこだわり派を感じさせる作風で、今後の活躍も楽しみ。また、若手俳優の演技はもちろんのこと、インディ青春映画名物(?)個性派な両親たちを演じた脇を支える俳優陣もすばらしい。(ci)

Dope

Dope 27x40 Movie Poster (2015) by Pop Culture Graphics [並行輸入品]

監督:リック・ファムイーワ
脚本:リック・ファムイーワ
キャスト:シャメイク・ムーア、トニー・レボロリ、カーシー・クレモンズ、ゾーイ・クラビッツ、エイサップ・ロッキー、ブレイク・アンダーソン

スクール・カーストではさえない位置、90sヒップホップに夢中で、友人たちとインディ・バンドを組んでいる主人公のマルコムが、近所のイケてる女の子に近づくためにドラッグ・ディーラーの誕生日パーティに行くことに……。もしもマイケル・セラが黒人だったらこんなティーン映画になる?という青春コメディ作品。だけど、The Internetのシド・ザ・キッドを意識したであろう女の子の役だったり、SNSバイラルやビットコインなどが登場するあたりは2010年代らしい作品となっている。また、A$AP Rockyが役者として出演していることでも話題に。ファレル・ウィリアムスが担当している音楽も注目ポイント!そして同年公開された、マルコムも聴いていたヒップホップグループN.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』もあわせて観ると、時代を経た西海岸の黒人の若者事情がさらによくわかるのでおすすめ。(ci)

Amy

Amy [Blu-ray] [Import]

監督:アシフ・カパディア
キャスト:エイミー・ワインハウス

没後もう4年(!)も経つエイミー・ワインハウスの生涯をデビューから死の直前まで綴るドキュメンタリー。音楽が大好きな、ちょっと抜けてる女の子が、名声や男で狂わされていく様子に見ていて胸が痛い。印象的だったのが飾る事をしない、いや出来ない彼女の子供のような純粋さ。また元夫とはドラッグを通じて繋がっていた節があって、依存体質に拍車をかけてしまった。子どもの頃から歌声は鳥肌もの。日本の劇場でも彼女の歌声を聞くのが待ちきれない。(林麻美)

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