HTE LISTMANIA ~映画の原作本を読む~

あなたは小説が映画化されるとなったとき、原作本を観る前に読む派ですか?観た後に読む派ですか?
観る前に読む場合は、内容をあらかじめ頭に入れておくことによって、上映時間のために説明不足だったりエピソードが省かれたりしているのを観ながら自分で補足できます。
観た後に読む場合は、映画で観た映像をを頭の中に思い描くことができるので、文字だけの物語からさらに想像が広がります。
作品に合わせて変えてるよって人もいるでしょう(ネタバレなしで観たい作品もありますもんね)。
今回は、ここ数年で小説が映画化された(る)の中から7作品をピックアップ。
気になる作品があったら、映画と併せて原作本を読んでみてはいかがでしょう。

text : ci

きっと、星のせいじゃない。 / The Fault In Our Stars (2014)

さよならを待つふたりのために (STAMP BOOKS)
原作:『さよならを待つふたりのために』 ジョン・グリーン(著)、金原瑞人(翻訳)、竹内茜(翻訳)(岩波書店)

原作は2012年に出版され、世界中の10代が夢中になったアメリカのヤングアダルト小説。2012年のニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストで1位(児童書部門)になった。病気だからできないということはない。普通の10代であるように精一杯生きる若い2人を、シャイリーン・ウッドリーとアンセル・エルゴートという将来有望な若手俳優が演じた。2014年のティーンアワードを総なめにした瑞々しい青春映画。日本では、2015年2月20日(金)から公開。

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所 / If I Stay (2014)

ミアの選択 (SUPER!YA)
原作:『ミアの選択』ゲイル・フォアマン(著)、三辺律子(翻訳)(小学館)

交通事故で生死をさまよう主人公は、初めての恋人との幸せな日々、夢の音楽校への受験結果を待っていること、家族のことなどを思い出し、生きるか死ぬかの選択をする。世界中でベストセラーとなった2009年出版のアメリカのヤングアダルト小説をクロエ・グレース・モレッツ主演で映画化。主人公はチェロを演奏、彼氏と父親はロック・バンドをやっている(た)という音楽ネタも見所。日本では、2014年10月に公開され、2015年4月15日(水)DVD・Blu-rayが発売(予定)される。その後の話『Where She Went』も出版されているが日本語にはなっていない。

ゴーン・ガール / Gone Girl (2014)

ゴーン・ガール 上 (小学館文庫)
原作:『ゴーン・ガール』ギリアン・フリン(著)、中谷友紀子(翻訳)(小学館)

5回目の結婚記念日に妻が失踪した事件がメディアに騒がれるようになり、夫(ベン・アフレック)はしだいに狂い始める。とにかく“怖い”と評判のデヴィッド・フィンチャー監督の映画。脚本は、著者のギリアン・フリンが担当している。原作は2012年に出版され、NYタイムズのベストセラーリストで1位(ハードカバー・フィクション部門)を記録し、200万部以上売り上げた。妻役のロザムンド・パイクはアカデミー主演女優賞にノミネートされている。日本では、2014年公開され、現在も上映中。

Inherent Vice (2014)

LAヴァイス (Thomas Pynchon Complete Collection)
原作:『LAヴァイス』 トマス・ピンチョン(著)、栩木玲子(翻訳)、佐藤良明(翻訳)(新潮社)

素顔や経歴が謎に包まれた天才作家トマス・ピンチョンが2009年に出版した作品が原作。ポール・トーマス・アンダーソン監督が、ホアキン・フェニックスと再びタッグを組んで映画化した。1970年のロサンゼルスを舞台に、マリファナを常用している探偵が元恋人が消えた事件を捜査する。昨年12月公開なのにすでに数々の賞を獲得し、アカデミー賞脚色賞にもノミネートされた。他に、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーンなどが出演。

Paper Towns (2015)

ペーパータウン (STAMP BOOKS)
原作:『ペーパータウン』 ジョン・グリーン(著)、金原瑞人(翻訳)(岩波書店)

ジョン・グリーンの映画化第2段は、『きっと、星のせいじゃない。』と同チームで脚本を担当。原作は、2008年に出版され、エドガー賞(ヤングアダルト部門)を受賞した。主人公の幼なじみ(今もひそかに憧れているが距離ができてしまった)が突然、一夜の大復讐作戦へと彼を連れ出し、翌朝姿を消した。主人公は彼女を求めてフロリダ校外を探し回る。主人公には、『きっと、~』にも出演しているナット・ウルフ。型破りなヒロインをモデルのカーラ・デルビーニュが演じる。

Dark Places (2015)

冥闇 (小学館文庫)
原作:『冥闇』ギリアン・フリン(著)、中谷友紀子(翻訳)(小学館)

『ゴーン・ガール』のギリアン・フリンの小説がまた映画化される。原作は2009年に出版され、NYタイムズでベストセラーリストで1位(ハードカバー・フィクション部門)を記録。母と姉が殺された事件で生き残った主人公(シャーリーズ・セロン)が、25年後、この事件の真相を探る犯罪研究グループに協力することで、過去に直面していく物語。他に、クロエ・モレッツ、クリスティーナ・ヘンドリックス、ニコラス・ホルト、タイ・シェリダンなどが出演。

Silence (2016)

沈黙 (新潮文庫)
原作:『沈黙』遠藤周作(著)(新潮社)

原作は1966年に出版され、同年、第2回谷崎潤一郎賞を受賞した作品。17世紀(江戸時代初期)の日本が舞台。イエズス会の司祭2人が恩師を追って日本へ布教にやってきたが、キリシタン弾圧の暴力や迫害に直面する物語。1971年に作者自身も脚本に関わり、篠田正浩監督によって映画化されている。長年構想を練っていたマーティン・スコセッシ監督がハリウッド映画化。アンドリュー・ガーフィールドとアダム・ドライバーが、イッセー尾形にマカオで出会うという絵面に興味をそそられる。

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