[Interview] Owen Pallett

ウー・ライフに続いてHostess Club Weekender開催記念第2弾は、アーケイド・ファイアやベイルート、ミーカなど多数のアーティストのツアーやレコーディングへ参加していることでも有名なカナダのマルチ・プレイヤー、オーウェン・パレット!
今回は2010年末に実現した初来日時に行ったインタビューを掲載いたします!

Interview:Takazumi Hosaka
Photo:Makiko Takano

―では、まず、こちらを……。何でも「梅のおやつ」が大好きだとお聞きしたので、どうぞ。

ワオ、ありがとう! 本当に大好きなんだ! 実はカナダでも売っているんだけど、凄い高いんだよね。あと、前に日本人のファンの人が生の梅を持って来てくれたこともあったんだよ。生の梅や梅干しはお茶づけに入れると美味しいよね。あと、プラム・ソースを自分で作ったこともあるよ!笑

―相当な梅好きですね。笑
なんでも、日本に来たら毎日最低3個は梅を食べると意気込んでいるともお聞きしたのですが……?

イエス! さっきも食べたよ。笑

―ちなみに昨日から既に出歩いていたようですが、どこに行ったんですか?

僕は2005年にアーケイド・ファイアと一緒にサマー・ソニックに出演したことがあるから、日本は2回目なんだ。だから、一緒に来てるエンジニアに日本通なところを見せてやろうと思って、秋葉原とかを連れて回ったけど、彼はかなりビックリしていたよ。笑
あと、今日も東急ハンズに行ったり、おそばを食べたりしたんだ。実は北米ではおそばとお好み焼きはなかなか美味しいお店がないんだ。お寿司だったらそれなりのお店があったり、あと居酒屋的なお店もちょろっとあるんだけど、お好み焼きとおそばだけは本当に美味しいお店がないんだよ。笑

―相当日本を、いや、日本食を知り尽くしていますね。笑

まぁね。でも、日本食だけじゃないんだよ。自宅にいる時はタイ料理とかも作るからね!笑

―何でもベイルートのレコーディングに参加した際も、バンド・メンバーやスタッフに料理を振る舞ったと聞いたのですが……。

オー! そんなことどこで聞いたの?笑
あと、レーベルの人にもブイヤベースのスープを沢山作って振る舞ったんだけど、あれはすごい美味しかったよ。自信作だった。笑

―すごいおもてなし精神ですね。笑
ところで、以前ファイナル・ファンタジーという名前で活動していましたが、やはり小さい頃からゲームが大好きなのでしょうか?

もちろんゲームは昔から大好きだったよ。でも、小さい頃からゲームだけでなく、映画も読書も、そしてもちろん音楽も大好きだったから、僕にとってはそういったものと並列して常にゲームがあったんだ。だから、こんだけ時代が進んでいるのに、未だにゲームが音楽や映画と同じようにアートとして扱われないことに疑問を感じるくらいだよ。だって、ゲームの方が映画よりもずっとお金になってるしね。笑
ファイナル・ファンタジーという名前を使って活動をしていたのは、もちろんあのゲームのファンだからっていうのもあるし、あとはあのゲームが醸し出している独特の幻想的な世界観に通ずるような楽曲が書けたからっていうのが大きいかな。ある種トリビュート的な意味合いも込めていたんだ。

―なるほど。何か他に日本のゲームで思い入れのあるモノとかはありますか?

上田文人っていうゲーム・デザイナーが大好きで、彼の手掛けた作品はどれも好きだよ。あとはトレジャーっていうゲーム会社の作品も大好きで、特に『斑鳩 IKARUGA』や『爆裂無敵 バンガイオー』っていう作品がお気に入りかな。これらは宇宙空間でエイリアンを撃つシューティング・ゲームで、こういうとマニアックなオタク的作品だと思われるかもしれないんだけど、自分が放つ弾丸の軌道とか、エイリアンがこちらに向かってくるレイアウトがすごい奇麗で、何て言うかダンスの振り付けにも通ずるものを僕は感じてしまうんだよね。あと、トレジャーの作品ではないけれど、『ガンスタースーパーヒーローズ』もお気に入りのひとつ。

―おお、日本人の僕よりも詳しいですね……。笑
日本のゲームって言うのは北米でも広く出回っているのでしょうか?

いや、残念ながらなかなか手に入らないんだ。向こうでネットを通して買おうとすると結構高額になっちゃうんだよね。だから、初めて日本に来た際、ニンテンドー64を秋葉原で買ったよ。笑
……何かこんなことばっかり語ってるとすごい僕がゲーム・オタクだと思われない? 大丈夫? もちろんゲームは数多くある趣味のひとつだからね。年間でゲームやってる時間っていったらたぶんだけど、1週間くらいだと思うし。笑

―ハハハ、大丈夫です。わかってますから。笑
ところで、先程も言っていた通り、小さい頃から本、映画、ゲームを嗜みながらも、両親の影響でクラシック音楽なども常に身近にあったそうで、本当に多趣味ですよね。

そうだね。ドラッグをやらなかったから、時間がいっぱいあったんだよ。笑
もちろん常に音楽は身近にあって、愛好していたけど、今やってるような音楽制作に本格的に熱中し出したのは本当ここ5年くらいなんだ。小さい頃は本気でスキーに入れ込んでいたし、20代の始め頃は学業に精を出していたこともあったし、バンドを組んでいたこともあったんだよ。

―では、ひとりで曲を書き始めたのもそれくらいからなのでしょうか?

いや、他の仕事をしながらだけど、もっと前からパートタイム的な感じで音楽制作はしていたんだ。でも、なかなか音楽一本に絞りこめなかった理由の一つとしては、やっぱりそれで食べていけないから。お腹すいちゃうもんね。笑
で、とある時期、一旦仕事も辞めて学校に戻ってまた学び直そうかなって思っていたタイミングで作ったアルバムがカナダ国内で良い評判を受けてね。それから一気にみんな音楽の仕事を僕に振ってくれるようになったんだ。

―あなたは他のミュージシャンとも頻繁に仕事をしながらも、基本的にはずっとソロで活動してきていますよね。ひとりで活動していく上での長所と短所を教えてもらえますか?

長所は……お金をひとり占めできることで、短所は寂しいこと。笑
なかなかひとりで活動し続けていくと、モチベーションを保つのが大変なんだよね。「またショーがある」「新曲をいつまでに用意しなくちゃ」とか強制されると中々奮い立てなくて。だから他のミュージシャンと組むってこともやってるんだけど、色々と難しいよね。またお金の話になっちゃうけど、こうして日本に来てショウができるのも、ソロじゃなかったら厳しかったと思うし。

―なるほど。先程バンドを組んでいたこともあったと言っていましたが、これは音楽的にはどういったものをプレイしていたんでしょうか?

色々あるんだよね。10代の頃はカントリーをやっていたこともあるし、もちろんロック系のもやってたし。ひとつはあまりにもスマッシング・パンプキンズに似ていて、トリビュート・バンドかと思われるようなのもやってた。笑
で、2000年代に入ってからは色々なバーでプレイしたり、路上でバスキング的なこともし始めたんだ。ゲイ・バンドであるヒドゥン・カメラズってバンドに在籍していたこともあるし、あと音楽性の説明が非常に難しいんだけど……アコースティック・メタルみたいな、バンドにも参加していた。あと、自分のバンドって言えるのは、ちょっと前衛的かつフォーキッシュなタイプのサウンドを鳴らすバンドなんだけど、例えるなら『Sung Tongs』の頃のアニコレとか、ドードーズみたいな感じ。で、実はそのバンドをスタートさせてしばらくした後、初めてアニコレを聴いて、「あぁ、こっちの方が僕らより数段素晴らしいじゃないか」っていうことでモチベーションがガタ落ちしてしまったんだ。笑

―話はガラっと変わるのですが、今回のツアーが終わった後、恋人と共に日本で長いバカンスを取るという風に聞いたのですが、どこに行くご予定ですか?

うーん、長野にスキーしに行きたいな。あと、僕は京都に2日間くらいは滞在したいんだけど、彼が嫌がっているんでまだどうなるかわからないんだ。この1年あまりにも忙しかったから、基本的には温泉とかでリラックスしたいなって思うんだ。あと、彼とは来年の12月に結婚する予定なんだ。笑

―おお! それはおめでとうございます!

ハハハ、ありがとう!

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■<Hostess Club Weekender>公演詳細

日時: 2012/2/18(土) & 19(日) OPEN 13:00/START 14:00
会場: 恵比寿ガーデンホール
出演:
2/18 – THE HORRORS / OWEN PALLETT / WU LYF / ZULU WINTER / YOUTH LAGOON
2/19 – SPIRITUALIZED / ATLAS SOUND / TORO Y MOI / ANNA CALVI / PERFUME
GENIUS
前売り券:
1日券: 各日 7,900yen(税込/1ドリンク別)
→ チケットボード、各プレイガイドにて絶賛販売中!
2日通し券: 完売!

<公式サイト: www.ynos.tv/hostessclub

※【当日券情報】会場入り口当日券売り場にて、1日券(8500円)を12:30から販売

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