Little Barrie / King Of The Waves


思えば2005年、彼らが英国から出てきた時はとんでもなくぶったまげたものだった。何せこの年は、英国から続々と新世代のインディ・バンドが頭角を現し始めた前年の余波が未だ強く残っており、彼らの鳴らすパンク~ニュー・ウェーブを通過したサウンドが“ポスト・パンク・リヴァイバル”として騒がれていた頃……。

そんな活気づくシーンの中、アナログ機材をフル活用した温かみのあるサウンドや、ソウルやブルースら古の黒人音楽への愛情を惜しげもなく披露した演奏スタイル、そして何よりもそのメーターを振り切るほどのヴィンテージ趣向で、他の新人バンド達とは一線を画すどころか全く別次元の独創性と完成度の高さを誇った彼らのデビュー・アルバム。しかし、ドラマー兼シンガーでもあり、初期のサウンドの要でもあったウェインの脱退などを経て翌年リリースされた2ndは、よりモダンでストレートかつメロディアスなロックへと舵を取った作風だったが、ややどっちつかずな印象があったのも否めなかった。
しかし、その後4年ものブランクと2度目のドラマーの交代を経て、1stと同じく今年7枚目のソロ・アルバムを発表したエドウィン・コリンズを再びプロデューサーとして起用した今作からは、迷いや戸惑いは一切感じられない。一曲目「Surf Hell」のイントロからハード・ロック顔負けのヘヴィなギター・リフが鳴り響き、相変わらずリズム隊はシンプルかつタイト。ブルースやR&Bなどの懐古趣味もそこかしこから顔を出すが、それはあくまでもアクセント程度。ちょうど1stと前作の良いところだけを抜いたような印象の、骨太なロックンロールへと進化を遂げた。

絶え間なくトレンドは移り変わり、もはやどこがメインストリームなのかすらも不明な昨今において、ひたすらに自分たちの価値観のみを信じることに賭けた彼らの判断は、確実に吉と出たはずだ。そう、これこそまぎれもなく2010年のロックンロール。(保坂隆純)

Little Barrie, King Of The Waves by hostessentertainment

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Little Barrie
“King of the Waves” Special Live
12/10(Fri)
OPEN : 18:30
START : 19:30
CHARGE : ADV.5,000yen (ドリンク代別)
TICKET : Sold Out!
INFO : UNIT 03-5459-8630
【主催】イーノス

<Little Barrie インストア・ライヴ>
【日時】 12/8(水) 19:30スタート
【会場】 タワーレコード渋谷店 B1『STAGE ONE』
【入場方法】
タワーレコー ド渋谷店、新宿店にて12/8(水)発売(12/7入荷予定)の対象商品『キング・オブ・ザ・ウェーヴス』をお買い上げの方に先着で入場券を配布致します。発売日前にご予約のお客様には、先着順にて入場確保券をお渡し致します。ご予約は店頭受付のみとなりますのでご了承ください。

《ご注意》
※ご予約のお客様には優先的に入場券を確保し、商品購入時に入場券を差し上げます。
※入場番号はご予約された順番となります。
※商品を2点以上ご予約(購入)の場合も、予約(購入)点数に関わらず入場券はおひとり様2枚までとさせて頂きます。
※ご予約で定員に達した場合、その後に商品をご予約・ご購入いただいても入場券は付きません。
※ご予約は店頭のみでの受付となり、お電話等ではお受けできません。
※小学生から入場券が必要になります。

【お問い合わせ】タワーレコード渋谷店03-3496-3661
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