[Interview] The xx
Posted on 2010.07.07
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デビューアルバム『The XX』が高く評価され(イギリス新聞ガーディアンにおいては昨年のベストアルバムに選出)、数多い新人の中でも頭一つ抜き出た破格の新人The XX。
幼少期からの友達で、なんとまだ3人とも20歳そこら。
彼らの醸し出す怪しく不思議な魅力は、音楽雑誌のみならず、ファッション・カルチャー誌からもひと目置かれている。
Interview : Mami Hayashi
Photo : Takazumi Hosaka
ここ日本においても、新人であるにもかかわらず、去る5月14日の単独公演もソールドアウト。
いまだヴァンパイア説も否定出来ない彼ら、今回その実態を暴くべく、紅一点ギタリスト、ロミー・マドリー・クロフトと、アルバムのプロデューサーも務めるマルチプレイヤー、ジェイミー・スミスにインタビューしてきました!
実際は、実に普通のロンドンっ子で、インタビュー慣れもまだしていない、うぶな感じがとってもかわいい!マイクで声を拾うのもやっと!静かなおとなしーい子たちでした。
-初来日の東京、楽しんでますか?
ロミー:一昨日着いたのだけれど、時差ぼけがひどくて・・・。でも昨日の夜、宿泊先の渋谷を少し歩いたわ。カラフルなネオンとか「ザ・トウキョウ」って感じ。
今朝は原宿に少し行ったんだけど、まだ店が開いてなくて。でも路地の雰囲気とか可愛かったな。
-昨年8月にリリースしたデビューアルバムの世界的評価は凄まじいものがありましたね。この反応に対して、今はどうですか?もう慣れました?
ジェイミー:まさか。このアルバムを作っているときは、こんなことが起こるなんて想像だにしていなかったから、すべての事が初めてすぎて、圧倒されっぱなしだよ。
今だに信じられないし、実感が湧かないね。
自分たちに対する批評すべてに違和感を感じているよ。
-デビューアルバムのリリースから約1年が経ち、大きな変化としてバリアが脱退したことがあると思います。それに対してどうですか?
ロミー:バリアが脱退したことによって最も影響があったのはライブね。もともと4人で演奏するように作った楽曲だから。4人で演奏しないと成立しないものだったけど、ジェイミーがいろんなサンプルを見つけてきて、1人2役でどうにか出来ないか演奏方法を模索したわ。
でもそうやって困難を乗り越えようとする過程で、バンドとしてより大きく成長したと思うし、前よりも面白いことをライブで出来ている自信がある。
-ライヴで世界中をまわるのはどうですか?今までで一番印象に残ったライブ場所はありますか?
ジェイミー:ロンドンのシェパードブッシュ・エンパイヤでのライブかな。
ロンドンで育ったし、ここでライブが出来たら本望だっていうような象徴的な会場でライブ出来たことはすごく光栄だった。
今までのバンドの単独ライブの中でも規模も動員も最大級だった。2日間ともソールドアウトしたんだ。
ライブも最高の出来で、家族や友達みんな見に来てくれて、自分達が誇らしかったよ。
ロミー:ライブは明日だけど、たぶん東京じゃないかな。NYもとてもエキサイティングだったけど、まだロンドンと共通点があるっていうか。それに比べて日本は本当に全てが見たことのない別世界!時間が出来たらいろいろ見てみたいわ。
-どこがそんなにロンドンと違うの?
ジェイミー:プリクラ! 昨日行ったんだ。すごく面白いね。
ロミー:あれはロンドンにはないわよね。
ロンドンにもフォトブースはあるけど、あの落書き機能はないから。本当に凝ってるのね。ジェイミーに睫毛を書いたり、ハートで可愛くデコレーションしてあげたわ。笑
-アートワークについて教えて下さい。Xを使用するアルバムジャケット、またブックレットのビジュアル・イメージにも一貫性があるように感じます。コンセプト等はありますか?
ロミー:アートワークには時間をかけてすごくこだわった。仕上がりにもかなり満足してる。
コンセプトとしては、アルバム、シングル全てジャケットをXの文字で統一した。
アルバムの中のブックレットは、各曲ごとにその曲をイメージして撮った写真を決めて、そして、その曲をシングルで出す時は、くり抜いたXの文字からその曲の写真が見えるようなジャケットにして、というように、全部が繋がっているコンセプトにしたの。
Xの文字はいちいちバンド名をジャケットに書かなくても、成立するところ。またXの文字の持つすごく象徴的で印象に残るイメージが気に入ってるわ。
-PVについて教えて下さい。何故「VCR」は他のPVと違って、本人が登場しない映画仕立ての作品になったんでしょうか?
ジェイミー:映像作品を作ることは僕たちがずっとずっとやりたかったことなんだ。僕たちはアートワークにしてもPVにしてもなんでも、自分達でクリエイトしたいタイプでね。
でも初期のPVは世間から関心を持たれていることもあって、自分達が出演せざるをえなかったんだけど、「vcr」でやっと念願かなったというか。
ロミー:カメラの前に立つより、撮る側でいたいほうなんだけれど。
写真を撮られることもそうだけど、カメラの前でパフォーマンスをするのって変な感じだわ。
慣れてきているとは思うけど・・・。いや、やっぱりまだ慣れないわ。笑
-最近Dazed & ConfusedやI-Dなどファッション・カルチャー誌からも熱烈なラブコールを受けていますね。自分達がファション・アイコンとして見られることについてどう思いますか?
ロミー:そうやって見られることはとても光栄なこと。でも私たち、黒づくめなのは昔からで、ファッションにおいて流行を意識したことなんてないし。ただ自分達の好きなスタイルがある、ってだけで。
だからそういう風に捉えられるのはなんだか不思議な感じだわ。
ロミー:これ?(といって着けているネックレスを触る)いろんなところに行った記念品をつけてるだけだよ。このハーモニカは吹けるの(ピーッとならす)。あとこの自由の女神の像はNYに行った時に買ったんだけどね。先っぽが栓抜きになってるでしょう? でも実際小さすぎて使うことはできないのよ。だからつけてみた。
あと、オリバーと私は昔からアルミ缶のプルタブが何故か好きで。よくチェーンに通したりピアスに付けたりしているわ。
-ジェイミーにはファッションにおいてこだわりはありますか?ダボッとした服装が多いですね。
ジェイミー:特にないけど、帽子かな?
あと、もともとスケボーやってたから、スケ−ター・ファッションを意識しているかな。
-お互いの髪の毛を切りあいっこしてるって聞いたことがあるのですが。
ロミー:前はね。前はよくオリバーが私の襟足の刈り上げ部分をバリカンで剃ってくれてたわ。
でもオリバーってば絶対自分の髪は人に触らせないのよ!笑
ジェイミーの髪も長かったからよく私が切ってあげてたわ。前はボーボーだったから。オリバーが「俺もジェイミーの髪切る!」って言い出したときはちょっと心配したけど。
でも今の彼の髪型は良い感じでしょ。
-3人が通っていた学校、ロンドンのエリオットスクールはそのほかマッカビーズやホット・チップのメンバーも出身ですよね。
どんなことをやっている学校なんですか?
ロミー:普通の学校よ。音楽学校というわけではないの。規模がとても大きくて、いろんな地方から多くのクリエイティブな人達が集まってる。
創造性を育くむことが方針みたいなところがあって、自習の時間が多かったかな。
でも私たち、別に音楽の成績も決して良くなかったのよ。
-ヤング・タークスと契約を結んで、レコーディング・スタジオを借りたのは、確かあなたたちが学生の時だったと聞きます。
契約からアルバムリリースまでこんなに時間がかかったのは、学校との両立が大変だったからですか?
ロミー:ノー。私たちがヤング・タークスと契約を結んだのは、ちょうど学生を終えた18歳のときだったから、違うわ。
とにかくレーベルに理解があったのよ。
じっくり曲を書きなさい、って言ってくれて。
丸2年間をレコーディングに費やしたわ。お金もなく、仕事もなく、自分達にとっても、もどかしい期間だったけれど、こうやって時間をかけて丁寧に作ることが出来たおかげで、このアルバムが完成した。そう思ってレーベルにはとても感謝しているの。
10 QUESTIONS
本誌企画の来日中の旬なアーティストへの突撃10 QUESTIONS。
かなりのシャイでインタビューに答えてくれるかも心配だったジェイミーの気になる回答をどうぞ!
現在発売中のHard To Explain Vol.38にはロミーの回答を掲載しています。そちらもあわせてご覧下さい。
- 東京の印象をひとことで言うと?
変わってる - 最近ハマっているバンドやミュージシャンは?
Walls
Fantastic Mr Fox
Pursuit Grooves - こういう風になりたいっていう憧れのミュージシャンはいる?
ミニー・リパートン
※アメリカのソウル、R&B歌手。「Lovin’ You」が有名 - ミュージシャンになっていなかったら何をしていたと思う?
スケートボード - 学生時代はどんな生徒だった?
無口 - 紅一点のロミーについて教えて。ロミーのいいところと逆にロミーのいやなところはある?
彼女は情熱的なんだ。だけどそれは同時に感情的になることもあるとも言える。 - 自分自身を女の子っぽいって思う瞬間は?

- 好きなタイプの人は?
僕と似てる人 - 好きな映画と好きな俳優
『未来世紀ブラジル』
トム・ハンクス - 最近最も笑ったことは?
空港でオリヴァーが転んで倒れたこと















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