『エアベンダー』キャスト デヴ・パテル、ニコラ・ペルツ、ジャクソン・ラスボーン インタビュー

Posted on 2010.07.15 
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7月17日(土)より丸の内ルーブル他 全国ロードショーとなる、3Dパワー・スペクタクル超大作『エアベンダー』。
映画の醍醐味ともいえるスケールの大きな世界には思わず興奮。さらに哲学的なメッセージで考えさせられるところも。そしてHTEが特に注目しているのは若手俳優たちの共演。
『スラムドッグ$ミリオネア』で一途なロマンティック・ボーイを演じたデヴ・パテルは今回は孤高の王子として、また『トワイライト』シリーズのジャクソン・ラスボーンは活発で優しい兄として、それぞれ今までとは違った魅力が光っています。また、新星ニコラ・ペルツは透明感のある美人さんで、今回は強い女の子という時代にのったヒロインを演じています。

interview : Chihiro Ikeuchi

― 『エアベンダー』はCGのダイナミックな表現が目を引きますが、同時に、哲学や精神性のメッセージも含まれていると感じました。

ニコラ:この作品の素晴らしいところはいろいろな要素がつまっているところ。激しい演技もありながら、ロマンスも描いていたり、精神性を描いている面もあったりして、幅広い観客に受け入れてもらえると思う。

ジャクソン:興奮する格闘シーンももちろんあるけれど、それだけじゃなくテーマでいろいろなことを扱っているんだ。僕たちが日々の生活で苦悩することや、自分自身に直面するような問題、自分たちが生きている世の中や、自然とのかかわりについて問いかけていると思う。それらはすごく哲学的で、例えば、火の国が起こしていることはこの物語のダークな部分で、カタラやサカは前向きな希望を表している。観客のみんなはいろいろなインスピレーションを得ることができると思う。そういうところが気に入っているんだ。

― カタラとサカは南から北へと旅をしていく中で、衣装が冬のものから夏のものへと変わりますが、どちらのスタイルがお気に入りですか?

ニコラ:青い夏の服と、重たい冬の服を映画の中で着ているの。両方とも大好きだけど、しいて選ぶとするなら、青い夏の衣装だわ。カタラにとってより良いものと考えると、そっちの方がウォーター・ベンダーとして水が扱いやすいの。

ジャクソン:冬の衣装もかっこよかったけど、夏の衣装の方が動きやすくて、サカの場合ブーメランも扱いやすかった。着心地が良く楽なんだ。

ニコラ:でも冬の衣装も着心地が良かったわ。

ジャクソン:ああそうだね。

ニコラ:本当に選ぶのが難しい。

ジャクソン:冬の衣装はそこにまるまって眠ると気持ちいいんだよ。

ニコラ:そう。そのとおり。

― ジャクソンは変わった髪型をしていましたね。

ジャクソン:1ヶ月前までは、肩よりも長い髪で、横もまだ短かったんだ。ずっと気に入ってその髪型にしていたんだ。今は気分転換に切ってしまったけど。
撮影中はサカのキャラクターに合わせて、横を剃って、ポニーテールにして、それを強調するためにヘアピースを着けて演技をしていた。とてもクールな髪型だろ。とても気に入っていたから、続編に出てまたあの髪型をしたいよ。

ニコラ:ジャクソンはいつも違う髪型をしているの。

― 『トワイライト』でのジャクソンのファンの人たちは、この映画を観て新たな面に出会いびっくりすると思います。自分の本来の性格ではどちらの役により近いですか?

ニコラ:(小声で)サカよ。

ジャクソン:ああ、もちろん僕はヴァンパイアではないけどね。ジャスパーを長いことやっているから、今ではパッとその役になることができるんだ。
でも、サカにも共感できる部分があって、実生活で僕自身も兄なので、カタラに対して守ってやりたいとか、過保護になる気持ちがよくわかるし、自分の信念のために戦うという気持ちもわかる。
役者として、誰が近いとかいうよりも、いろいろな役を演じるのが好きなんだ。200年以上も生きているブロンドのヴァンパイアというのもあれば、今回17歳の戦士、抵抗軍のリーダーになっていくという役もあるようにね。

ニコラ:私が答えるとしたら、サカだと思うわ。

ジャクソン:うーん、妹よ。(と言ってじゃれる)

― ニコラが演じたカタラのように、最近では『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』や『Kick-Ass』のような戦う少女の役が注目されていると思います。そういった新しいヒロイン像はどう思いますか?

ニコラ:確かにカタラは女の子の良い模範になる役ね。とても強い女の子なの。
最近強い女の子の役が増えてきているとはいえ、まだあまり多くはないわ。やっぱりこういう役柄が増えてくるのは大切なことよ。女の子だって、男の子みたいに蹴っ飛ばしたり、やっつけたりできるのよ。
また、カタラは強いというだけじゃなく、アンのことをとても思いやる面もあり、精神的な役でもあるわ。

― 悪役に挑戦しようと思ったきっかけは?

デヴ:『スラムドッグ$ミリオネア』が終わったばかりで、僕の容姿からするとあの役のイメージが強すぎて、俳優としてはステレオタイプな役ばかりになるんじゃないかと思って、それをすごく心配したんだ。
そんな時にこの映画の脚本をもらって、ズーコは葛藤を抱えた複雑な役で、前とも180度違う役だし、挑戦しがいのある役だと思ったんだ。

― ズーコのどういう部分に惹かれたの?

デヴ:僕はジェット・リーやブルース・リー、ジャッキー・チェンを観て育ったんだ。そういうアクション・スターは魅力的で、ああいう風になりたいって憧れたんだ。子どもの頃、父親が夜中にブルース・リーの映画なんかを観ていると、静かに下へ降りていって、隠れながら観ていたよ。だからまさに今回は彼らのようになったつもりで、子どもの頃を思い出して興奮したよ。

― ズーコの性格で共感できる部分はありますか?

デヴ:彼は本当に心に葛藤を持っている青年で、その根底にあるのは、とにかく父親の愛を求めているということなんだ。そのために、いろんなことをしてしまう。アバターを捕まえるために必死に追いかけることもその中のひとつだ。それらは全て、父親からの愛を得たいからすることで、それはすごく共感できた。

― ズーコはアイロ叔父を尊敬していると感じたのですが、2人の関係はどのようなものですか?

デヴ:とても美しい関係だと思う。
それはまるで『ベスト・キッド』の少年とミヤギのような。彼はいつも守護天使のように見守って、知恵を授けるんだ。
ズーコはまだ若いから、気分屋だったり、短期だったりするんだ。それをアイロ叔父がよくなだめている。ズーコが危険な目に合わないようにずっと目を光らせてくれているんだ。言い換えると、アイロ叔父の方が真の父親役だと思う。
アイロ叔父はすごく精神的な指導者でもある。ズーコに「人生を楽しめ。まだ若いんだから人生を謳歌しろ。それが人間の生き方というものだ」と何度も言い聞かせるんだ。でも、ズーコはそれを聞き入ることをしない。ズーコ自身、すばらしいファイターであるのにもかかわらず、怒りが先行してしまっているから、本来の才能や強さを発揮できないでいるんだと思う。

― 『エアベンダー』では、目的に向かってストイックに突き進む役で、『スラムドッグ$ミリオネア』では愛に一途な役でした。TVシリーズ『スキンズ』の時のようなコメディ・タッチの役はもうやらないのですか?

デヴ:笑いと言うのはあらゆるものの特効薬だ。僕自身、実生活では全然シリアスなタイプじゃなくて、どじでひょうきんなやつなんだ。だからぜひコメディ映画もやってみたいな。

― 『スキンズ』映画化の話も出ていますよね?

デヴ:ああ、そういう話は出ているね。先のことはわからないよ。

『エアベンダー』

7月17日(土) 丸の内ルーブル他 全国ロードショー
配給:パラマウント ジャパン
公式サイト: http://www.airbender.jp/

ストーリー:
かつて世界は、気・水・土・火-4つの王国が治める世界であった。
伝説によれば、4つのエレメントを全て操る者<アバター>だけが、この世に調和をもたらすとされた。
輪廻転生により、各国から生まれ変わる”宿命の選ばれし者”<アバター>。
今世の<アバター>として生まれたのは、気の国の民、<エアベンダー>のアンであった。

しかし、<アバター>になるということは、多くの犠牲を払わなければならない宿命をも持つ。
修業を重ねていた12歳のアンは、その大きな宿命から逃げてしまう。

火の国の反乱により100年続く、戦乱の世。
世界を救う最後の希望は、アバターである氣の国の生き残り<エアベンダー>アンに託された。
今、遂に、立ち向かわなければならない時が来た!

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