THE XX @ 10/05/14 Daikanyama UNIT

Posted on 5月 19, 2010 
Filed Under live review

the xxちょっと遅れて中に入るともう会場は満席。
デビューアルバムから1年経ったとは言え、彼らへの注目度がここまでとは。正直驚き。

お客さんは、外国人や、全身コム・デ・ギャルソンみたいなモード系女子、メトロセクシャルな雰囲気の男子。なんだかファッション業界のイベントみたい・・・

薄明かりのスモークが焚かれたステージに立つ3人。雰囲気ありすぎ!!

Photo:Kazumichi Kokei
Text:Mami Hayashi

the xx

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the xx

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ジャケットでキメるロミーに、一体どこに売っているのだろうか・・・半袖タートルネック!をズボンにイン!のオリバー。こんなアイテムが似合ってしょうがないから凄い。もちろんふたりともアクセはジャラジャラ。

そしてなんとジェイミー、黒くない!シャツが白い!

私が大好きで読んでいるブログでは彼らのライブは大の大人がハラハラと泣いてしまう『泣きライブ』と定義していたので、涙腺に「覚悟は出来た?」状態でいたのだけれど、なんというか私の感想は違った・・・『妖艶ライブ』と言えばいいのだろうか?

まず、オリの声が、ヤバイ。MCでしゃべる声もこれが本当にカッコイイ。私は高い声のボーカルが好きで(ロバートプラントとか)あまり低すぎる声は気持ちが暗くなるのでニガテなのだけれど(イアン・カーティスとか)オリの声は低い中に温かみがあってどこか子どもっぽくて、セクシー極まりない。熱唱するタイプのボーカルではなくて声さえあればそれでもう成り立つタイプ。

しかも演奏しているときはずっと遠くの一点を見つめているのだけれど、その目力も、ヤバイ。ヴァージンズのドナルドに会ったときも思ったけれど、本当に色気のある人って、視線なんだよなぁ。目鼻立ちの問題ではなくて、眼力というか。強くて、しかも人懐っこい視線。これで見つめられたら絶対にヤバイ!とにかく彼のステージでのカリスマ性、雰囲気といったらなかった。

逆にロミーは話すときは消え入りそうな声なのに歌うときは感情豊か。「Do You Mind?」では感情が溢れて一瞬詰まる。恥ずかしそうに「アリガトウ」。がんばって話すもロミー、聞こえないよ!本当に恥ずかしがり屋さんそう。可愛い。

そしてジェイミー。シンバルのついたシンセサイザーでドラムでビートを担当。デビューアルバムのプロデューサーを務め、リミキサーとしても活躍している彼、きっと一番音楽的貢献度が高い気がする。

ライブのハイライトともなる「Night Time」ではシンセで出す重音に、思わず身震いがした。そのタイミングも本当に絶妙で、毛穴が足から上へぞわっと一気に締まるのを感じた。途中、まるで一緒に自由に絵を描くかのようにおもいおもい曲を自由にアレンジ。ジェイミーの心臓までズシンと来る重音に、自由に遊ぶロミーの即興のギターフレーズ。オリバーは、何かに取り付かれたかのように一心不乱にシンバルを打ちまくる!あの眼力で、しかも無表情な口元を一瞬ニヤッとさせて!

血の気が引いて、口が渇いて、頭の芯が一瞬ボーッとして。こんな気持ちにさせてくれるから、やっぱりライブって凄い。

何より若干20歳でこの域に達している彼らが凄い。オリの音調整がうまくいっていないのかベースの音が割れていたように感じたけど、本当に雰囲気勝ち。

そして、なんとも彼らの人間性がわかるようなライブだった。彼らの才能は、産まれ持ったものももちろんあるけれど、この親密性も大きいと思った。ひとりひとりで才能を開花させるアーティストもいるけれど、いっしょになることで濃密な関係の中で発展する才能もある。オリバーが司令塔で、ジェイミーが裏方。でもロミーの安定感が潤滑油となっているんじゃないかな?と妄想を提案してみます。

とにかく、お願いしますからサマソニかフジ、来て欲しい。

彼らのライブは絶対に今、見ておくべき。音だけでなくこの雰囲気、カリスマ性を絶対その目で見て、身体全体を使って吸収して欲しい!

Setlist :
01 Intro
02 Crystalised
03 Islands
04 Heart Skipped a Beat
06 Fantasy
07 Shelter
08 VCR
09 DO YOU MIND?(KYLA Cover)
10 Basic Space
11 Night Time
12 Infinity
—-
13 Stars

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