The Chapman Family

Posted on 2010.05.28 
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The Chapman Family

お待たせしました!去る4月末のブリティッシュ・アンセムズで初来日を果たした、イギリスはストック・オン・ディーズ出身4人組チャップマン・ファミリーのインタビューをお届けします。

Interview : Chihiro Ikeuchi, Mami Hayashi
Photo : Yuki Asakura

NMEの2009年期待の新人にも選ばれ、グランジ、ポストパンクなどの影響下に、エネルギッシュで力強いパフォーマンスが話題となり、ライブバンドとしても評価の高い彼ら。
ブリティッシュ・アンセムズでは思わず立ち尽くしてしまうほど、アナーキーで激しいパフォーマンスを見せた。(ある意味今回一番目立っていたかも?)
狂気のパフォーマンスと、ジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンからバンド名を取った、という前情報から、(マイスペース等に「WE ARE NOT CULT」と強調するも、それが余計怖い)ジョークも言えないようなおそろしい方々かと思いきや、(見た目は怖いけど)とっても話しやすいお兄さんたち、という感じ。
カルト的なバンド名も単に「ラモーンズみたいに、みんなでお揃いの名前にしたかった~★」とキュート。案外誤解されがちなのかも。
結成は2006年なのに08年にやっとこさシングル「You Are Not Me」をリリース。今年1月には日本独自ミニ・アルバム「Kids」もリリースしている。春頃と言われていたデビューアルバムは伸びに伸び…「俺たちなんでも時間がかかるんだ」とはボーカル、キングスレ−談。今回その原因についても聞きました。
インタビューにはキングスレ−(Vo)、ポール(Gr)、ポップ(B)、フィル(Dr)のメンバー全員で答えてくれました。みんなに今までの履歴書も書いてもらいました。ちなみにキングスレ−、絵かなりうまいです。

—日本はどうですか?

キングスレー:すごくいいところで、今回の滞在を楽しんでいるよ。

—どこかへ行ったりしましたか?

ポップ:カラオケに行ったよ。あと、渋谷へ行って、ハチ公も見に行った。可愛くてイギリスへ連れて帰りたいよ。笑

ポール:イングリッシュ・パブへ飲みに行ったよ。サッカーを見て、ダーツもした。

キングスレー:東京の全てが素晴らしいよ。人々は優しいし、みんなすごくオシャレ。イギリス人とは全然違うから驚いた。漫画のキャラクターみたいに、グループごとに格好がひとつの系統にまとまっていて、それが面白いと思った。

—ライヴでのお客さんの反応はどうでしたか?

ポップ:すごくエキサイティングだったよ。イギリスではただ立って見ているだけのような客ばっかりだけど、日本は観客自身が楽しんでいて、一緒に歌ったり、手拍子したりしてくれる。

キングスレー:自分たちのライヴを初めて見る人たちばっかりだったから、みんなどんな演奏をするのか予想してなかったと思う。
実際に見て興味を持ってくれた人がたくさんいたし、足を止めて最後まで見て行ってくれる人がたくさんいてよかった。

—イギリスでの若い子達の反応はどうですか?

ポール:イギリスでも地域によって差があって、ぜんぜん盛り上がっていない地域もあるし、一概にこうだとは言えないかな。特にターゲット層を決めているわけではないし、自分たちの音楽を楽しんでくれるだったらそれでいいのさ。

—結成までの流れを教えて下さい。

キングスレー:俺とポールは毎週地元のパブにライヴを見に行ってたんだけど、いつもやるのはリバティーンズみたいなバンドばっかりで飽き飽きしていた。いや、リバティーンズはいいんだよ。でもそれが毎週だとね。
だから俺たちはそうじゃないスタイルの、もっとエキサイティングなバンドをやろうと思ったんだ。

—それは何年ぐらいの話ですか?

キングスレー:うーん。つまらないバンドを見て過ごしたのが1年くらいだから・・・2005年か2006年かな。
だけど正確には覚えていない。ポップが参加したのなんて2008年だし。このバンドはここから始まった!っていうはっきりした線引きの様なものはないね。

ポール:そうだね、それをずーっと続けていて、気がついたら日本にいる、みたいな。

—バンド名の他の候補はあったりしたのですか?

キングスレー:まあね。ありえない様なのがたくさんあったよ。すでに世の中にはたくさんのバンド名があるだろ。そこにないものから選ばなきゃいけないから、もう何ページにもわたるような候補があったよ。

ポール:そういえば、Operator Mongoose(オペレーター・マングース、マングース使いの意?)ってのがあったな。

キングスレー:ああ、まじでひっどいよな。
それである時、ファミリーネームの様なのがいいなと思いついて。ジャクソンズとかオズモンズ、ラモーンズみたいな。
だから、熱狂的なビートルズファンで、ジョン・レノンを撃ったマーク・チャップマンから取ることにした。冗談っぽく。別にビートルズファンじゃないし。

—ビートルズファンじゃないとしたら、どんなバンドが好きなんですか?

ポール:いっぱいあるけど、一番最初に思いつくのはナイン・インチ・ネイルズかな。

キングスレー:ジョイ・ディビジョン!

ポップ:デヴィッド・ボウイがやっぱり一番好きだ。

フィル:ソニック・ユースだね。

—みなさん結構バラバラですが、バンドとして特にこの時代のこのシーンに影響を受けたとかってありますか?

ポップ:ノー・ウェーブかな。ジェームス・チャンスが大好きなんだ。他にはポスト・パンクにも影響を受けたよ。

キングスレー:ポールは実はメタル・ファンなんだぜ。モトリー・クルーやポイズンとかの。

ポール:そういえばモトリー・クルーのCDが棚からなくなってたな。

キングスレー:それは俺が借りている。ずっと。笑
そう、日本で行ったカラオケで、ポールとポップは、レディ・ガガの「バッド・ロマンス」の素晴らしいデュエットを披露していたよ。

ポップ:あれは楽しかったな。

ポール:カバーとして発売しようかな?

キングスレー:俺たちはそういうポップ・ミュージックもよく聴くんだ。だから今言ったポスト・パンクの他にもいろんな影響を受けているよ。

ポップ:アーティストだったら型にとらわれず、色んなものを聴くようにしないとね。

—ライヴとレコーディングは違うとか意識していますか?

ポップ:それぞれ全く別のものだけど、根本は同じものを目指してやっている。ライヴでは好きなように表現できるけど、レコーディングではそうはいかないからね。ライブとレコーディング、それぞれ違う演奏でも、いいところをお互いに反映しようというアプローチは意識している。

—曲作りはどのように行うのですか?

ポール:基本的に誰がどういう役回りになるとか、決まった形はないんだ。その時によって誰かが曲のパートを持ってきて、皆でつくっていくこともあるし、ある程度出来上がったものを誰かが持ち込むこともある。それぞれの曲によって仕上がりまでにプロセスは違う。

ポップ:いつもステージで演奏することを考えて作っているよ。実際に観客の前で試して、それからレコーディングに入る。そうやって曲を完成させていくんだ。
ライヴで演奏する前にレコーディングを完成させてしまうというやり方は危険だと思うよ。僕たちにとっては観客と曲を作り上げていくといことが大切なんだ。だからこんなにアルバムを発表するのに時間がかかっちゃったんだけど。笑

—バンド名を決めるのも、デビューアルバムを完成させるのも時間がかかった皆さんですが、アルバムの名前はもう決めましたか?

キングスレー:ああ、俺たちは何をやるにもいつも時間がかかるからな。今回はポップがタイトルを決めたんだ。

ポップ:僕はアートワーク全般もやっているんだ。だからタイトルも含めて全部に関連性を出したかった。アートワークを制作している時に、すべてのものは「コード」でつながっていると考えたんだ。
人間も、動物も植物も。音楽も「コード」でできている。テクノロジーの分野でもDNAとか、コンピュータのC言語のように人間の生活のまわり全てのものに「コード」は存在しているんだ。
だからアルバムのタイトルは「CORDS」だよ。

—最後に、一見硬派でクールなイメージのある皆さんですが、弱点ってありますか?

ポール:俺は脱いだらすごいんだ。こんな感じ(と、履歴書に書いた絵を指す)。

キングスレー:こいつに弱点はないよ。笑

ポップ:洋服にお金を使いすぎちゃうのが弱点かな。

キングスレー:俺はチョコレートに目がないんだ。日本で食べたイチゴのソースが入ったチョコレートにハマったよ。
あと、くだらないTV番組をだらだら見ちゃうのも弱点。ホテルでも、日本語だから何て言ってるのかわからないのに、ずーっとJ-POPの番組をみていたよ。

フィル:ドラムの練習を始めると、飲食も忘れて夢中になっちゃうことかな。一日中やってるから、周りの奴には迷惑がられているよ。

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メンバー全員に履歴書を書いてもらいました。(クリックすると大きいサイズで見られます)

Kingsley Chapman (vocals and guitar)

Paul Chapman (guitar)

Pop Chapman (bass guitar)

Phil Chapman (drums)

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