GOLD PANDA Part.2

Posted on 2010.04.22 
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Interview:Tkazumi Hosaka 

 

BBCの“Sound Of 2010”を始め、あのピッチフォークからも期待の新人として選出されるなどして、今最も注目を集めるアーティストの1人、ゴールド・パンダ。HTEではインタビュー2回目となる彼に、今回は自らの音楽制作のルーツまで深く訊いてみました!
かなりオタク気質で、ノホホンとした彼の人柄を感じとってくれれば幸いです!
 

―えー、今回の来日では、今日まで既に3回ほどショウを行っていると思いますが、日本のオーディエンスの反応というのはどうでしたか?

うーん、少し変な感じだったな。今回はシミアン・モバイル・ディスコとかと一緒にプレイしたんだけど、僕は普段はああいう派手なエレクトロ・サウンドを展開するようなとこでプレイしないから、ちょっとオーディエンスの反応が怖くて、実はプレイ中オーディエンスの方を向けなかったんだよ……。笑 

―なるほど。では、今回の来日で一緒にプレイするシミアンや、シューズなども含め、そういったわかりやすいエレクトロ、ダンス・ミュージック勢とあなたの音楽は全くの別物だ、と。 

うん、そうだね。別に彼らの音楽に意見するつもりとかは全然ないけど、僕のやってる音楽はもっとパーソナルなモノだし、なんていうか、“悲しみ”とかを表現してるつもりだし。 

―では、本国ではどういったジャンルのアーティスト達と一緒にプレイしているのでしょうか? いわゆる“ダブ・ステップ勢”とは親交はあったりしますか? 

いや、ダブ・ステップをやっている人達とは全く繋がりがないよ。誰も知らないし。彼らが僕の音楽に興味を持ってるかどうかもわからないな。 

―でも、『Miyamae EP』をリリースしたレーベル、Various Productionは今のイギリスのダブ・ステップ・シーンの中心的存在だと思うのですが……。 

あー、そうだね。でも、実際彼らに直接会ったのは3回くらいで、後は全てメールでのやり取りだし、それに彼らもダブ・ステップしかやってないわけじゃないんだ。
基本的に他のアーティストやバンドと仕事する時も、メールでデータのやり取りをするだけで、常に一人で作業してるし、自分と似たような音楽性の仲間ができれば最高だと思うけれど、今のところ僕の周りには誰もいないよ。笑 

―じゃあ、一体どんなアーティストと一緒にショウをやってるんですか? 

僕がショウをやる時はいつもレーベルとからブッキングのオファーがきた時だから、いつも知らない人とばかりやってるよ。でも、基本的にはインディ・ロック・バンドとやる事が多いね。場所もクラブとかでなく、バーやパブとかの方が多いかな。 

―なるほど。では、少し音楽からは離れるのですが、数年前までワーキング・ホリデイで日本に滞在していたんですよね? 

実は今まで日本には6回くらい行っていて、日本に住んでる友人を訪ねて最初に日本に来たのが99年かな。で、ワーキング・ホリデイでもう一回04年に日本に来て、その後イギリスに帰ってから本格的に日本語を勉強し始めて、で、08年にまたワーキング・ホリデイで戻ってきたんだ。 

―そうまでして、日本に来ようと思った理由はなんですか? 

いや、向こうでする事が特になくて……。笑
だから、友達もいるし、とりあえず日本語を勉強してみたんだ。 

―レーベルの担当さんから、渡航費を自らのレコード・コレクションを売ったお金で賄ったと聞いたのですが、本当ですか? 何枚くらい売ったのでしょうか? 

3000枚くらいかな、たぶん。ヒップホップとR&Bばっかだよ。 

―それで、神奈川県宮前区に住んでいたんですよね? 

そう、鷺沼駅が最寄りだった。笑 

―1番心に残っている思い出は? 

宮前区は本当に何もないところだったんだけど、前にも話した友達が川崎に住んでいて、彼とバイクで鎌倉とかに出かけてビール飲んだりしてた事が一番楽しかったかな。笑
彼はSubheadというユニットや、1人でもDJとして活動していたんだけど、彼が07年に亡くなってしまってね。生前にも彼からは音楽制作を薦められてたんだけど、まだその時は自分に自信が持てなくて、でも、彼がいなくなってからは「やらなくちゃ」って思うようになったんだよ。彼の音楽にも凄くインスパイアされたしね。 

―なるほど。では、そこから最初のレコードを出すまでに至った経緯はどういったものだったのでしょうか? 

08年の終わりくらいに、友達のバンドStricken CityTin Can Telephoneの楽曲のリミックスを作ってマイスぺにUPしてたら、ウィチタ・レコーディングからブロック・パーティのリミックス依頼が来たんだよ。で、そのリミックスを作り終えたら、今度は「オリジナルの楽曲もある?」って訊かれて、「あるよ」って答えたら「じゃあこれからは一緒に仕事をしよう」って言われたんだ。 

―凄いですね…。笑 じゃあ、その最初にUPした2つのリミックスをウィチタの人が聴いて、連絡してきたってことですよね? 

そうだと思う。ウィチタって実は4人ぐらいで運営しているらしくて、マイスぺだけでなく、常にブログや音楽情報サイトを隅々までチェックして、新しい音楽を探しているみたいなんだよね。 

―なるほど。結果、あなたは家から一歩出ずに契約できた、と。 

うん、そういう事になるね。連絡もメールでのやり取りだけだし。笑

雑記:
インタビュー前後にも彼と軽くおしゃべりしたのですが、i-Tunesにはなんとくるりを始め、相対性理論、デデ・マウスなどの日本の音楽も入っていてビックリ! 何でも友人から教えてもらったりするそうです。
さらに、インタビュー後、某ロック・バーで話した際、メトロノミーの「
Radio Ladio」がかかると「この曲は本当に素晴らしい。こういう曲を作りたいんだ」との発言も。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GOLD PANDA /COMPANION
2010/4/21 RELEASE! TBCD-1038 ¥2,200(w/t)

01. Quitters Raga **
02. Fifth Ave **
03. Like Totally
04. Back Home ***
05. Mayuri ***
06. Long Vacation ***
07. Lonely Owl *
08. I Suppose I Should Say ‘Thanks’ Or Some Shit
09. Heaps *
10. Bad Day Bad Loop *
11. Triangle Cloud *
12. Win-San Western *
13. Police

*taken from “Before CD-r”
** talen from “Quitter’s Raga / Fifth Ave 7″
*** taken from “Miyamae EP 12″

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