The Pains Of Being Pure At Heart10/02/14@Shindaita FEVER
Posted on 2月 19, 2010
Filed Under live review
東京→大阪→神戸→福岡→名古屋→そして再び東京、とこのほど文字通り日本全国ツアーを完遂したザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハ-ト。HTEは彼らの取材に成功!今回はライブを舞台裏からレポートしちゃいます!
Text:Mami Hayashi
Photo:Yuki Murata
会場、新代田FEVERはなんとスイミングスクールの隣!会場の壁には絵なんか描かれていて、なんとも我らがPOBPAHのライブに相応しいアットホームなところ。
ライブ前にインタビューさせてもらえる、ということで案内されたのはなんと、楽屋!POBPAHと対バンする日本のバンドの方々がお化粧したりドレスアップしていたり。
この空間、「あの頃ペニーレインと」の主人公ウィリアムじゃないけれど、異世界に脚を踏み込むわくわく感と居心地が悪いけどなんだか自分が特別なような…ムズムズする感じ!
と日本人の軍団に溶け込むダークヘーゼルカラーの髪の中肉中背男子を発見!フロントマン、キップ。背が低いというわけではないけれど、一言で表現するなら「コンパクト」なその風貌は本当に日本人にナチュラルに馴染みます。
ソファで待機していると、金髪まばゆいモデルさんのような美女を筆頭に外人がわやわや入ってきて隣の席に座り出す。金髪美女の隣にはアレックスが!そして違う男子とものすっごいキュウトな笑顔でおしゃべりするペギー。ここでまず、メンバー全員がペギーの事を好き、という身勝手な妄想が崩れる。や、やるなぁアレックス…。見た目もナードっぽいのに…。そしてペギーってWEGOの袋を抱え(下北の行ったのね、)新しいお洋服を鏡に合わせお尻をフリフリ、本当にマスコットみたいな存在なのね…と微笑ましい。ドラマー、カートは自身がボーカルを務めるThe Depreciation Guildのライブ直前ということもあって不在。
ようやくキップにインタビュー。キップ、大阪、神戸、福岡と連日ツアーもあって顔はお疲れモード、でもしゃべり出すととまらない。(インタビューは誌面を見て下さいネ!)インタビュー後写真撮影に移ろうとしているのに自ら話し出したり。
キップはバンドの中で自身をお父さんみたいな存在かな、と言っていたけど、みんなと絡んでる姿を見ていると、小さい子がちょっかい出すのが大好きなタイプのお兄さん、という感じ。つい年上だけどからかいたくなるタイプ。決して怒らなくて、見守ってくれることがわかるから。
HTEガールズの間では、メンバー全員キップ以外はツレを連れてきているのに(カートの場合はThe Depreciation Guild のバンドメンバー)キップは独りでせかせか働き続けてかわいそうね、と同情を買っていました。(本当に大きなお世話ですね。)とにかく本当にきさくでインディロックが大好きな子、という印象を受けました。
写真撮影にはアレックスとペギーも参加してくれたのですが、みんながふざけあう様は本当に微笑ましい!アレックスは笑うと歯がすきっ歯で、それがとても幼く見えて、そのギャップにヤられてしまいました。
そして、The Depreciation Guildのライブから鑑賞。初めて聞きましたが、サウンドはシューゲイズの中でも爆音ノイズが主力、ヴォーカルは囁くようで暴力的でいて幻想的。コクトーツインズを思わせました。
轟音フィードバックノイズのシャワー+顔に反射されるステージスクリーンのカラフルな光線+汗を滴らせうつむき加減で囁くように歌うの構図で、カートが色気5割増しで格好良くみえる。HTEガールズからも思わず「かっこい~…!」の声が漏れ出ます。ポブパーのボーイズ達、ルックスだけで見るとダークホース、実は彼です!
続いて、われらが、ザ・ペインズ・オヴ・ビーイング・ピュア・アット・ハ-ト。スタートはThis Love Is Fucking Right!から。東京2日目なのに人はパンパン。
ひっきりなしに今回のライブのプロモーターに感謝の意を寄せるキップとペギー。MCもリラックスしていて、本当にホームパーティの喧騒が静まった頃思わずポロリと出る本音トーク、くらい自然に語りかけていました。
ハイライトは「ハッピーバレンタインディ!」のMCで始まるCome Saturday。なんてロマンチック!カップルで見に来たら、すごく素敵な思い出になるだろうな。
印象的だったのはどんなに演奏に熱が入っても、身体をロックスター張りに格好良く揺らしても、上がった息を一息おいてマイクの前では務めて冷静なボーカルを取るキップ。歌うというか語りかけるくらいの抑え具合。このささくれ立った、ぶっきらぼうでいて甘いギターノイズと熱のないボーカルのコントラストがいいんだよな、と改めて感じたり。彼らもそれをお互い確認しなくてもわかっているのでしょう。ペギーも終始笑顔でボーカルは冷静だけど、ヘビメタ張りに頭を振っていました。この押し付けない控えめな感じがこのバンドの魅力。それがたまらなく愛おしいのです。
ラストはアルバムの最後も飾る Gentle Sons。暴力的なドラムと降り注ぐシューゲイジィなギターノイズに消え入るようなボーカル。音の洪水の中にいると、まるで靄のなかに立っているかのような、そんな錯覚を起こしました。
MCで日本と同時に彼らが称えていたのは、酎ハイ。ライブの後、聖なるバレンタインの夜、私達はPOBPAHの影響を受けて、缶チューハイを片手に下北までの住宅街を歩いたのでした。なんともロマンチック!
-Set List-
1. This Love Is Fucking Right!
2. 103
3. Young Adult Friction
4. Falling Over
5. Stay Alive
6. A Teenager In Love
7. Twins
8. Come Saturday
9. Higher Than The Stars
10.Say No to Love
11.The Pains Of Being Pure At Heart
-E.C-
1. NEW SONG
2. Everything With You
-E.C2-
1. Gentle Sons
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