JET@10/01/06新木場スタジオコースト

Posted on 1月 10, 2010 
Filed Under live review

PHOTO:Yuki Kuroyanagi
TEXT:Mami Hayashi


去る6日、新木場スタジオコーストは、JETのライブへ行って参りました!
東京は2日目、2nd発表後一時は活動休止を発表したり、解散も危ぶまれたが、昨年シンガロングアンセム満載の3rdアルバム『Shaka rock』でカムバック!彼らにとってサマーソニック以来4度目の来日となる。
実はわたくし、初JET。デビュー当時からロックンロールリバイバル組としてストロークスの後継的存在にカテゴライズされ、The Vinesと共にオージーバンドとして注目が集まっていた彼ら。私はまだ大学デビューしたてのモジモジガールだったため、ひとりっきりでロックのコンサートだなんて!という感じで、その後大いに叩かれまくった2nd『SHINE ON』時は既にブドーカン!ダイノジ出演!あまりのビックステージに萎えて、基本椅子に座ってライブを見ることが嫌いだし、行かなかったのでした。
彼らについては、デビュー時の注目度故に、いわれのない叩かれ方をされてると思います。ロックンロールリバイバル後発組のようなアンダーグラウンド感はしないし、私は彼らのことをアリーナロックを目指す普通によいハードロックバンドだと思うのです。
 
ライブに話を戻すと、会場が暗くなり、“Rip it Up”からスタート。しょっぱなから咆哮するニック、この声がたまらない。
お次は「デッデデレッデーデレ」と鋼鉄のギターリフ!“Put your money where your mouth is”。観客から歓声が上がる。拳が上がる。
最新作からのキラーチューン、“She’s A Genius”はシンガロングが楽しすぎる!
私のそばにいた女の子2人組なんてお互い腕を組みながら、ものすごい笑顔で跳ねる跳ねる!しかも合唱部分「uo oh oh oh oh oh!! 」の「Oh~」をフライング!お互い肩をバンバンたたいて大笑い、なんだかほほえましかった。
ロマンチックに音に乗っていたのは、至極の癒しバラード、“King Horses”での外国人(男の子)と日本人(女の子)のカップル。キャンドルを手に、ゆったりと両手を揺らしているのだけれど、そのキャンドルとはなんとiphoneの画面にある!どういうアプリを使っているのかは知らないけど画面に現れる蝋燭の画像をバンドに見せ、綺麗な「焔」をゆらゆら。曲が終わると、彼らはiphoneに息を吹きかけ「焔」を消していた!なんともお洒落。
“Black Hearts On Fire”ではメロウ→怒涛の爆音リフ、溜めてからシャウトの流れが本当にかっこいい。特にクリスのドラム。静から動にいく瞬間、クリスのドラムの迫力とニックのシャウト、そこから展開されるリフ、生音で聴くとこんなにもセクシーだなんて!
そして、待ってました!こんな最高なキラーチューン、生まれること自体が奇跡の“Are you gonna be my girl”!!!
ニックがお客さんを数人ステージに上げる。ステージに上がるのは絶対恥ずかしくて嫌だけど、この曲でみんなの前で踊ったらどんなにキモチイイだろう、ちょっぴり、というか、かなりうらやましくなる。
終盤、怒涛のリフの乱れ咲きにみな思い思いに狂喜乱舞、会場が興奮の渦に包まれる。これこそ本当にロックの楽しさ!!
そしてニックってば、最後のあのフレーズををためにためる。
「アーユーゴぉおーーなぁーーーービーマイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ためすぎて、ガラガラの
「ガァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!」
で畳み掛けるようなリフ! もう暴れずにはいられない!楽しすぎる!
 
やっぱりJetの魅力は何よりニックのシャウト!
熱唱しすぎて声が嗄れてかすれていても、そのかすれ具合がまた、ロックンロールど真ん中、王道のヴォイス。
シンプルながらも計算されたギターリフ、ハードなドラム、ハンドクラップのタイミングの絶妙。どれをとっても、料理界でいうハンバーグ、エビフライ級。
彼らは同郷の大先輩AC / DCのように「みんなの好きなロック」を目指しているのではないか。
ファーストの反動から美メロに走りすぎた2nd。彼らはハードロックを鳴らしながらも、バラードも美しいところが凄いけれど、やっぱりヘッドバンギングして、腰を振って、大声でシンガロング出来るアンセム満載の3rdを中心に組まれたこの日のセットは本当に楽しかった。
 
最後に、この日のメンバーのファッションチェック。
ニックの服装ときたら、こんなに売れても、茶色のネルシャツにボトムは小汚いデニムジーンズ。ふ、普通すぎる。しかもシャツにはデニムのジップアップをオン。そしてもっともやってはいけない組み合わせデニム&デニム!
しかも首にはいつものお洒落を覚えはじめた中学生のようなどデカイ十字架!(クロス、というより十字架!)これぞセルアウトしていない証拠かも_?
 
また、実は特筆したいのがベース、マーク・ウィルソンのカッコ良さ!実はだいぶダイエットに励まれたらしく、(20042009)今まで私のイケメンフィルターを通らず、顔さえおぼろげでしたが、今回、間近で見て、かなりかっこよかったことに気付きました。
同類腐女子栗原氏とライブをともにしたのですが、彼の胸元から除く胸板の割れ目に二人で大興奮。
ライブの最後あたりで、ニックをマークが肩車しながらプレイしていたのですが、そこでも彼の首筋に見ほれていました。
熱くてタンクトップ一枚になった彼を見て栗原氏いわく「『風呂上がりのお父ちゃん』ルックであんなカッコイイ人生まれてこの方見たことない!」そう。
なんだかベースの弾き方もかっこよく見えてきて-長い指を弦にピアノのように這わせてつまはじく-実に艶っぽくて、美しくて、感動しました。

No related posts.

Comments

Leave a Comment




about

Hard To Explain Vol.38

Hard To Explain Vol.38

長らくお待たせいたしました!
Hard To Explain Vol.38 7月23日(金)発売!
フェスシーズンも間近に迫り、夏真っ盛り!以前からの予告どおり、今回は“HTE Festival Guide”と称して、まるまる1冊夏気分を味わえるライナップをお届けします。

表紙には先日の初来日公演が大盛況だったザ・ドラムス
デビュー・アルバム『The Drums』の紹介はもちろんのこと、メンバーへの直撃インタビューや、本人直々のアドバイスもありのジェイコブ(G)のタンバリン講座を掲載。

そして裏表紙はフロリダからやってきた5人組、サーファー・ブラッド
日本でもやっとリリースされたデビュー・アルバムの紹介を始め、サーファー・ブラッドが気になった人へ贈る編集部推薦のディスクガイドもあり。

他にも4年ぶりの新作をリリースしたシザー・シスターズ、新たに生まれ変わったクリスタル・キャッスルズ
フジロックの来日も決定したジャマイカやサマソニ出演のダーウィン・ディーズなどなど、旬なアーティストが盛りだくさん!

この夏必見の作品紹介や『ハングオーバー!』をフィーチャーした映画コーナーも必見です!

全国のタワーレコード、HMV、ディスクユニオンでお求め出来ます。
さらに今号より、新宿マルイアネックスB1Fにあるカフェ&バー「Brooklyn Parlor」でのご購入が可能になりました!
また通販も承っています。詳しくは、まずはinfo@hardtoexplain.jpにメールをお送りください!

HARD TO EXPLAIN VOl.38
7月23日(金)発売
420円(税込)
■The Drums
「American Graffiti」 -シンプルが生み出す無限の可能性-
いま最も注目を集めている、MGMTやVampire Weekendに次ぐNYシーンの新たな担い手として音楽シーンを盛り上げていくであろうThe Drumsを特集!
新作紹介と音楽のことからプライベートな部分までインタビュー!
また、メンバーのジェイコブによるタンバリン講座など、さまざまな企画を掲載。

■Surfer Blood
「Three Cheers For Astro Coast」 -サーフするつもりじゃなかった-
新作紹介や、サーファー・ブラッド好きならぜひオススメしたいアーティストを紹介。

■Movies/TV
『The Hangover』
特集:Teenage Fight Club -戦うティーン映画特集-

■Hot Topics
M.I.A. “売ったけんか”の結果は? / MTV Movie Awards
夏フェス特集 Don’t Miss Them This Summer

■+plus
Scissor Sisters / Darwin Deez / Jamaica

■Pick Up
Crystal Castles / Suckers / Beach Fossils / Theophilus London / Casiokids

■Photo
Hurts / Sleigh Bells / Uffie / Jesse Eisenberg / The Hangover

back to top