Hockey

Posted on 1月 25, 2010 
Filed Under interview

interview : Chihiro Kurihara, Chihiro Ikeuchi
photo : Mami Hayashi, Ikuko Nishikawa

――日本に着いてからどこかに行きましたか?

アンソニー:お寿司を食べに行ったよ。とってもおいしかった!

――では早速、ニューアルバムについてお伺いしたいと思います。今作はダンスミュージックの楽しさとロック・サウンドの洗練された要素のある作品だと感じました。完成したアルバムを聴いてみてどうでした?

ジェレミー:音のミックス具合やいろいろな音が取り込まれている感じに正直、自分たちでもこんな風になるなんて想像もつかなかったからビックリしたんだよね。逆に、アルバムを作って初めて気がついたけど、僕たちが作っている音楽って、ここまで発展するような大きなエネルギーを持っている作品になっていると思うよ。割と音作りにこだわりすぎて作品のどれもが同じ音になっているってバンドが多くいるんだよね。The Strokesってそういうところがあるような気がするんだよね。

アンソニー:そういうバンドの方が評価されているような気がするんだ。僕らはそういったバンドとはちょっと違うよね。だからアルバムを聴いてくれた人たちからどんな反応が返ってくるか楽しみにだったんだよ。

――なるほど。特に『3AM Spanish』なんかは今作の中でも特に変わった作風ですよね。

ベン:今回のアルバムは一気にレコーディングしているわけじゃないから、そう言った意味ではばらつきがあるかな。レコードの契約を取れる前に作った曲は地下室にこもって作った楽曲もあれば、その後にスタジオでレコーディングした楽曲もあるから、機材もクオリティも変わってくるよね。音に関して言えばひとつの世界観っていうものが作られていなってところは正直あるのかな。

ジェレミー:確かに『3AM Spanish』は他の楽曲に比べて変わった作品かもね。まあ、それで言えば他の曲もそれぞれお個性があって。『3AM Spanish』に関してはラップっぽく歌ってポップに仕上がっているし、その次の曲、『Learn to Lose』なんかはモータウンっぽいよね。8曲目の『Four Holy Photos』なんかはフォークナンバーだし、11曲目は『Everyone’s the Same Age』インディ・ララバイと言ってもいいようなベッドルームで作った感じが表現されているし。曲のもっている雰囲気って全部違うんだよね。

――今回のアルバムを作る際に影響を受けた(良く聴いていた)作品を教えてください。

アンソニー:確かねThe VirginsのEPがリリースされたころでそれはよく聴いていたよ。

ベン:……あ、歌詞が間違ってる。(日本盤に同封されている歌詞カードが間違っていたようです)写真におさめておかないと!

――(笑)そんなことって、あるんですね。では、今作に限らず、影響を受けたアーティストっていますか?80年代のダンスミュージックには少なからず影響を感じますが。

ジェレミー:うん、そうだね。80年代のキーボードの演奏やドラムマシーンを使用している音作りには影響を受けているね。ダンスミュージックに限らず音楽を作ることってカルチャーを参考にしながら作り上げていくものだと思うんだよ。言ってしまえばいい意味での既存のポップのパロディーというか。参考にさせてもらっているという感じかな。

アンソニー:ダンスミュージック自体が80年代にピークを迎えているからね。

ジェレミー:そうだよね。だからダンスミュージックを作りたいと思えば必然的に80年代から影響を受けることになるよね。

アンソニー:まあ、90年代にもダンスミュージックってあったけど、『Everybody Dance Now(C+C Music Factory)って感じになっちゃうからね。

――確かに。ちなみにべンはC+C Music Factoryとかも聴いていたという噂を耳にことがありますが…。

ベン:うん。その当時は思いっきり、彼らの曲を聴きながら影のほうで踊っていたよ(笑)。

――(笑)では、今注目しているアーティストや一緒にツアーを回ってみて“このバンドいいよ”っていうのがあれば教えてください。

アンソニー:僕は、Animal Collective。曲作りがプログレッシブだし、フューチャリスティックでポップさも忘れていないし。

ジェレミー:あとは、Phoenixだね。テキサスで一緒にライブをしたんだよ。観ていて圧倒されたね。彼らってフランス出身なんだけど、英語の発音が可愛らしいよね。Passion Pitもそうだし、Friendly Firesとかも。一緒に回ったバンドとは友達だからね。一緒にツアーをしながら勉強させてもらっているよ。

――Passion Pitも2月の初めに来日するようですが、日本で会えそうですか?

ジェレミー:え、来るの?でも僕らはすぐにまた違う国にいかなきゃいけないから。彼らとは連絡を取り合っているんだよ。たぶん、今頃デイ・アウト(フェスティバル)に出演してるはず。つい先月は僕らの地元、ポートランドに来てライブしていたよ。

――ジェレミーがアートワークを担当したと聞きましたが、このアルバムジャケットはどのようなイメージで制作しましたか?

ジェレミー:4つの舞台があって人間の歴史なんだ。『マインド・ケイオス』のタイトルのように文化や意識なんかを組み合わせて表現しているよ。背景は夕焼けでもあり日の出でもあるんだ。

――大学の卒業制作で『マインド・ケイオス』のテーマに取り組んだと聞きましたが、どのうな学校でしたか?

ジェレミー:自分で単位を組むシステムだったからアート系の授業から太極拳までやっていたんだよね。だから幅広くいろいろなものを網羅できたかな。そういったいろいろなものを拾い集めてアートを作り上げるって過程は僕らの音楽の作り方にも似ているかな。
ちなみに、学年末の制作物はベンと一緒に音楽を作って提出したんだよ。それがきっかけになってバンドが形成されていった感じかな。それで、アンソニーとブライアンが一緒に他のバンドを組んでいて、互いのバンドがうまくいかなくなってきたから結局この4人でバンド活動をするようになったんだよ。

企画1 これって誰?

お題に当てはまるメンバーを皆で指差してもらい決めました。

Q1. ねぼすけは?
一斉にベンを指さす

ベン:いっぱい寝るわけじゃないんだよ。ただ夜更かしするから朝起きられなくてね(笑)。

ジェレミー:彼、肝心な時に起きてこないんだよね。アンラッキーな奴だよ(笑)。

Q2. エコに優しいひとは?
ジェレミーを指さす

アンソニー:まあ、みんなエコには優しいよ。でも彼は特別、そういう授業も専攻していたからね。

ジェレミー:自転車に乗ることがエコにつながるからみんなもぜひ!

Q3. 空想家は?
ブライアン以外が彼を指さす

ブライアン:なんで僕?

アンソニー:まあ、夢見がっちってわけじゃないけど、物静かだから、何を考えてるかわからないんだよね(笑)。

――ちなみにいまは何を考えていますか?

ブライアン:……。

アンソニー:きっとマリファナのことばっかり考えてるんだよ(笑)!あ、こんなこと日本で言っちゃだめだよね!

――(笑)それは日本では禁句ですよ。

Q4. HTEの表紙でもあるトワイライトの主人公、エドワード・カレンのような人は?

アンソニー:エドワードより僕は、チーム・ジェイコブ!

ここでメンバーにトワイライトの3角関係を説明しだすアンソニー。

――では、トワイライターのアンソニーに聞きます。メンバーの中で1番エドワードみたいな人は?
アンソニー、ベンを指さす。

アンソニー:色白だから。僕がジェイコブだよ。筋肉質で繊細でいつもベラのことを思っているしね。

ジェレミー:おまえが筋肉質で繊細だって(笑)?

企画2 お絵かき

メンバー全員に“日本”をテーマに絵を描いてもらいました。ここでは自分の作品についてのコメントをもらいました。


ブライアン:僕はピカチューだよ。子どもの頃有名だったろ?

アンソニー:僕のは、メープルリーフじゃないよ。マリファナ。これを使っちゃだめだよって意味でね。ポスターとして貼ってみたらいいんじゃない?

ジェレミー:僕のは、頭がふたつある生き物で、太陽が真ん中にあって、下には水。中央には僕の名前。

ベン:僕は、ものすごい数のライトとか日本の最新のテクノロジーをイメージして書いたよ。
お絵かきの解説をYouTubeで見る

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