S/T / Real Estate

Posted on 2009.11.30 
Filed Under album review


プレーヤーの再生ボタンを押した瞬間、体中の血が沸き立って思わず飛び跳ねたくなるような曲はひとつも入っていない。だけど脳のリラックス効果なら100%保障付き。

ニュージャージー郊外で、高校の親友同士によって去年の夏に結成されたバンド。
ヴォーカルのマーティンは同じくニュージャージーのTitus Andronicusの元メンバーで、ギターのマットはDucktailsなどでも活動している。
先日までツアーを一緒にまわっていたGirlsに通じるところもある、ノスタルジックなポップミュージックが彼らの持ち味。

夏休みはこどもたちにとっては一番楽しくもあるが一番暇を持て余す時でもある。そんな時に仲間が集まってバンドのようなことをはじめるのはよくある話だろう。
高校の音楽オタクたちが人気を得るためにハウスパーティでWeezerのコピーバンドとして演奏をする。
その名も「ブルー・アルバム・バンド」。アルバム丸々コピーした。
Vivian Girlsのキャシー(Vo)の16歳の誕生日パーティで今度はThe Strokesのアルバム丸々コピーもやっている。

マーティンの大学進学のために離ればなれになったが、去年彼が戻ってきたことでまた一緒にバンドを始める。
このアルバムに収録されている曲はすべてその頃に作成されたもの。
だから夏の思い出がいっぱい詰められている。
反響する音作りは海の底にいるイメージからくるそうだ。
音楽が好き。友達と一緒にいるのが好き。
そこにあるのはカッコつけないリアルな音楽。

夏の夕暮れ時、くつろぐのにぴったりなアルバムだけど、今の時期だったら温かいチャイティーを飲みながら聴くなんてのもいいかもしれない。(池内ちひろ)

http://www.myspace.com/letsrockthebeach
マイスペのURLも「ビーチでロックしよう!」

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