Amazing Baby

Posted on 8月 4, 2009 
Filed Under interview

Amazing Baby

Interview:Takazumi Hosaka
Photo:Chihiro Kurihara
Video:Chihiro Ikeuchi

MGMTやヴァンパイア・ウィークエンドらのブレイク以降、世界で最もエキサイティングな音楽が生まれる街として浮上してきたNYブルックリン。

高い実験性と大衆性をも兼ね合わせたバンドやアーティストが続々と現れるこのシーンにおいて特に今、注目をされているのがつい先日待望のデビュー・アルバムをリリースしたばかりのアメイジング・ベイビー。
ウィル(Vo)とサイモン(Gt)がネットにUPした楽曲から火がつき、ライブ活動を行うためにメンバーを集め始めたという、何とも今風な結成秘話のあるこのバンド。
今回はその中心人物の片割れウィルともう一人のギタリストであるロブ、そしてドラマーのマット。この3人に色々聞いてみました。
Amazing Baby―初めて日本に来た感想を教えてください
ウィル:あぁ…時差ボケで今、眠くてね…。
マット:僕は以前にも来たことがあるよ。
ウィル:でも、フジロックの自然は自分が今まで目にしてきた光景の中でも最も素晴らしかった景色のうちの一つだよ。素晴らしく美しかった。人々もみなフレンドリーだったし、違う国の人たちの前で演奏できるって事は僕らにとって本当に素晴らしい経験になったと思う。

―フジロックの会場以外でどこか出かけることはできましたか?
ウィル:あとは……空港(笑)。
ロブ:東急ハンズに行ったことが一番最高だったよ。もう一回行かなきゃ!
マット:コスチュームが充実していたね。

―このバンド名の由来はありますか?
ウィル:バンド名の候補としてはいくつかあったんだ。「アメイジング・ベイビー」って言葉自体の響きが面白いし、タトゥにしてもカッコイイよね。それに小さいものから大きく育っていくという意味合いもある。

タトゥを見せるWill―タトゥは入れてるんですか?
ロブ:友達は入れてるけど、僕はしてない。だって危険だもん(笑)。
ウィル:俺はクロスのタトゥをしてるよ。これは友達が入れてくれたんだ。

―ファースト・アルバム「リワイルド」がリリースされましたがバンド自身この出来をどう思いますか?
ウィル:去年あたりからずっと努力してきた事がやっと実を結んでリリースできた作品だから、とても誇りに思っているよ。
マット:みんなが聞いてくれて、その後の反応も楽しみだし。
ウィル:一度出してみてそこから何が起こるか、自由に発展させていってそこからまた新しい方向に進んでいきたいと思うよ。

―今作のアルバム・ジャケットですが、サイケデリックで神秘的だと思います。何かモチーフにしたものなどはありますか?
ウィル:恐いイメージを目指していたんだよね。毒の入った水みたいな。あまりにもハッピーなものにはしたくなかったんだ。

―なるほど。それは自分たちの音楽性を表しているとも言えますか?
ウィル:確かにそう言う部分もあるね。それにコインの表裏みたいな感じ。見方によっては美しい部分もあるし、またもう一方ではダークな部分や“悪”なイメージみたいな色々な見方が出来る音楽だと思うよ。

―影響を受けたアーティストは?
ウィル:音楽以外でも良い?

―もちろん良いですよ。
ウィル:じゃあ……John Cale(Velvet Underground)とDonald Judd(アメリカの画家・彫刻家・美術家)。
マット:Brian Enoかな。
ロブ:89年までのJoe Perry(Aerosmith)。それ以降はダメだね。

―昨日のフジロックでのライブを観ました。ウィルの動きが非常に堂々としていたのが印象的でした。
ウィル:え?昨日!? あれ? 一昨日東京に帰ってきたと思ってたけど、昨日だっけ!? かなり時差ボケしてるな…。
マット:まるで未来からここに戻ってきたみたいだよ。タイムトラベラーみたい。

―ライブでのウィルの堂々としたステージングや、そのサウンドのスケールの大きさはどことなくカサビアンを髣髴としましたが…。
ウィル:カサビアン!? 確かに観客をライブに引き込もうとするロックなパフォーマンスなんかはそうとも言えるかもね。まあでも音楽的にはあまりファンとは言えないな…。

―あなたたちの本拠地でもあるブルックリンで今、注目しているアーティストはいますか?
ウィル:Oneida、Cheeseburger、Despot、Suckers、Holy Ghost!…。ホーリー・ゴーストはDJツアーを回っていたね。

―ちなみに、同じくブルックリン出身で、しかもギタリストのサイモンが同じ大学に通っていた事などにより、今までさんざん引き合いに出されてきたMGMTに関する質問は今までの取材で何回くらいされましたか?
ウィル:最初はもう全てMGMT関連の質問ばっかりだったよ(笑)。
ロブ:この一つ前のインタビューではようやく聞かれなくて、良かったよ。
ウィル:最近はだんだん減ってきてて、実はちょっと嬉しいんだ。

―アメイジング・ベイビーってすごくセクシーでワイルドだと思います。この言葉にぴったりなメンバーは誰ですか?
ウィル:俺だ!プライベートな男だから隠しているけど。ピロートークが特に得意だよ(笑)。それに、ロブも凄い女の子からモテるんだ。女の子が騒ぎすぎちゃって出入り禁止になっているバーもあるほどだよ。特にレズビアンが集まるバーなんかは出入り禁止なんだ(笑)

―リアリティな質問に戻りますが、バンド結成前はどんな仕事をしていましたか?
ロブ:新聞配達をしてたよ。
マット:実は動物がめちゃくちゃ苦手なロブは配達中に犬に追いかけられてバイクをぶつけちゃったんだよ。それで新聞配達をやめたんだ(笑)。
ウィル:(爆笑)
ロブ:笑い事じゃないよ!凄く怖かったんだから!

ウィル:俺は下着の会社でも働いていたよ。ワイルドでセクシーな(笑)。あとは着メロの会社で働いていたんだよ。メンバーの何人かとはここで一緒に働いていた時期が被るんだけど、ロブとはそこで知り合ったんだ。

オマケ:ギタリストのロブをフィーチャー! Amazing Doc Laaxo!! 

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