Wall of Arms / The Maccabees
Posted on 5月 25, 2009
Filed Under cd review
セカンド・アルバムで見事に変貌を遂げるバンドがいる。例えばミステリー・ジェッツやホラーズ。特にこの2組は誰も予想しなかった音楽性に変化したのではないだろうか。もちろんいい方向へ。そしてこのマカビーズもそのうちの1組だと思う。
まずは、彼らのことを知らない人たちのために補足から。イギリスはブライトンを拠点に活動する5ピース・バンド。2007年にはファースト・アルバム「Colour It In」をリリース(残念ながら日本盤の発売はなかった)。今作「Wall of Arms」は約2年ぶりの作品となる。前作ではブロック・パーティーの「Silent Alarm」を彷彿させるポスト・パンク、ニュー・ウェイヴな楽曲が目立った。オーケストリックなメロディがロマンティックな『Love You Better』で幕を開ける今作。『One Hand Holding』のようにバックコーラスが曲の奥行きを感じさせる楽曲や、『Can You Give It』のようなアップテンポな爽快ポップ・ソングあり。途中には『No Kind Words』のようなダークなナンバーもある。久しぶりにアルバム全体を通して心ときめくような作品に出会えた気がする。フロントマン、オーランドのくせのある個性的な歌声もよく映えている。
彼らはまだまだ日本での知名度が低いことと、なんだか地味なイメージを持たれがち。でも実は、バンドの脇を固める2人のギタリスト、フェリックスとヒューゴのホワイト兄弟がかなり素敵。インディー・ロック大好き女子には是非、『Love You Better』のPVをチェックして欲しいところ。6月には初の日本盤のリリースも決定しているのでこの調子で日本でも盛り上がって来日してくれないかな。(栗原ちひろ)
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