Quicken The Heart / Maximo Park
Posted on 5月 12, 2009
Filed Under cd review
約2年ぶりとなる通算3枚目の今作『Quicken The Heart』では、相変わらずな爽快ポップ・サウンドを届けてくれたマキシモ・パーク。ヤーヤーヤーズの新作やニック・ケイヴの作品を手がけたニック・ローネイがプロデュースを担当。前作で見られたキーボードを全面的に利かせたアップ・ビートなダンサンブル・サウンドは控えめになり、ダークでスケール感のある楽曲が目立つ。特に、M3「The Kids Are Sick Again」を聞いてもらえばお分かりだと思うが、すべてのパートが重なり合って厚みのあるサウンドを生み出している。そこは今までの作品とは明らかに違う部分だろう。常にポップであることを柱とし、フックのあるサウンドを作りだす。バンドの持ち味をそのまま生かして前進していく姿はまさに理想的とも言える。ただ、曲単位では良いのにアルバム全体を通してのインパクトが薄いことが、個人的には少し残念な気もする。
夏にはフジロック・フェスティバルでの来日も決定。さらに同時発売されるDVD付き限定盤ではニューカッスル・アリーナでのライブの様子が収録されているなどファンには嬉しい限りだろう。(栗原ちひろ)
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