Listen And Repeat / TELEVISED CRIMEWAVE
Posted on 4月 24, 2009
Filed Under cd review

Listen And Repeat / TELEVISED CRIMEWAVE
2007年の結成以来、Dazed and ConfusedやNMEなどでとりあげられ、早くから注目されていたTELEVISED CRIMEWAVE。精力的にライヴ活動を行っていたが、音源のリリースはずっとなかった。今年の3月になって、ロンドンのインディレコード店から初シングルをリリースした。そして、待望の6曲入りデビュー・ミニ・アルバムが日本のMAGNETIC RECORDSからリリースされた。
TELEVISED CRIMEWAVEが語られるとき、元BLACK WIREというのは外せないが、この時からは見た目にも分かるように変化がある。BLACK WIREの時は基本黒スーツで、初期はパンクの要素も強かったのだが、今はチェックのシャツにジーンズで、ヴォーカルのDanが大好きだと言っているKurt Cobainを代表とするグランジの影響が強く見られる。
初めに発表された曲でもある’Kids’を聴いた時はBLACK WIREの香りも感じたが、全体ではTELEVISED CRIMEWAVEが結成された頃からロンドンに増えていた、Neils’s Childrenをはじめとする、Electricity In Our HomesやIpso Fact、KASMsなどの黒いアート系のバンドが鳴らす音の雰囲気を持っていた。乾いたギターにダイナミックなドラムが特徴だ。低音のヴォーカルは今のロンドンシーンとも合う。本物を知っている大人が鳴らす、力の入っていないロックはかっこいい。
そして、彼らの本領が発揮されるのはステージの上。このミニ・アルバムを聴きながら、ここ日本でのライヴが実現する日を待とう。(池内ちひろ)

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