ロス・キャンペシーノス
Posted on 9月 23, 2008
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2月にデビュー・アルバムが出たばかりというのに、早速2ndアルバム「We Are BeautifulWe Are Doomed」をリリースするロス・キャンペシーノス。このアルバムをひっさげて早速日本公演を行なう彼らに直撃した。
取材・文 沢田太陽
ぶっちゃけた話、今年はじまってからここまでどうですか?
ギャレス(vo):「慌ただしいけど充実はしてたよ。世界各国をず〜っとツアーしたりフェスに出てたりで休む間もなかったし」。
日本にも昨年12月からこれで—
エレン(b):3回目よ。
ギャレス:今年のサマーソニックは本当に忘れられない体験だったよ.僕らあんな大きなスタジアムで演奏することってなかったし、おまけにあんなに熱狂的な反響をもらって。
カーディフに住んでいると野球場って馴染みはないでしょう?
ギャレス:そうだね。僕らはサッカーの国の出身だしね。
エレン:サッカーのウェンブリー・スタジアムとカーディフ・スタジアムには行ったことあるけど、あんな感じのところでまさか朝から演奏することになるなんて思いもしなかったわ(笑)。
今回のニュー・アルバムなんですが、レコーディングはいつ行なったんですか?
ギャレス:6月だね。シアトルに行った時にやったんだ。レコーディングに2週間。その後の最終的なミックスやトラックダウンを含めても3週間で出来たんだ。
そんなに早く出来たんですか!?
エレン:アメリカ・ツアーのライブのリハーサルのサウンドチェックの時に新曲の練習はしていたから、レコーディング自体はそんなに苦にならなかったのよ。
最初はEPの予定だったんですよね?
ギャレス:そう。ここ2年ツアーしてて、ずっと同じ曲を演奏してると、もうさすがに飽きて来ちゃってさ(笑)。もう、そろそろ違う曲を演奏したくなって来て。だからむしろ、新曲のリハーサルの方が楽しめたくらいだよ。だからいっぱい曲も出来ちゃってさ。でも、よく考えたら昔のアルバムってこんな作り方だったよね。
60〜70年代はたしかにそうですね。
ギャレス:だろ?最近、ダウンロードでの突然の音楽リリースなんて話題だけど、昔だったら1年に1作ぐらいのペースでアルバムだって聴けたわけだしね。チンタラと「4年に1枚」なんていうアルバム制作はおかしいと思うよ。
アルバム聴きましたよ。ライブのテンションが反映された勢いのアルバムになりましたね。
ギャレス:そうだね。でも、勢いという意味では、むしろ1枚目のアルバムの方があったかな。今回のはもっと多様性があるというかな。今回のアルバムは、レコーディング中に起こった僕の個人的なことが反映されたものになっているんだ。
それはどのような?
ギャレス:ちょうどアメリカにいたとき、僕はかなりのホームシックになっていたんだ。6週間ほど家に帰っていなかったからね。加えてガールフレンドとのトラブルがあって…。僕の人生にとって、もっともショックの大きかった瞬間のひとつだったんだ。その意味ですごく自伝的だよ。それは歌詞を読めばわかると思う。
曲でいうとどのあたりですか?
ギャレス:やっぱりタイトル曲の「We AreBeautiful We Are Doomed」、これに集約されているかな。本当にひどく落ち込んでいたよ。
他のみなさんは、こういう状況をどう乗り切ったんですか?落ち込んでいた彼と喧嘩なんかにはなりませんでしたか?
ニール(g):いや、喧嘩なんかはしなかったよ(笑)。こういうことは人生にはあるものだと思うし。
エレン:私たちの間でなにかがギクシャクするようなことはなかったわ。
でも、そんな中でよくこれだけの曲が書けましたね。
ギャレス:不思議なものでね。失恋がかえってアルバムにとっての原動力になったのはたしかだよ。特に歌詞に関しては間違いなくね。
今回のアルバムは曲名長いですからね。まるでザ・スミスの曲名みたいですね。
ギャレス:そう言ってくれると嬉しいね。僕は熱狂的なスミス・ファンでもあるから。クリエイティヴィティがそんな風につながってくれればうれしいよ。
アメリカでの生活環境になじめなかったということはありますか?
ギャレス:う〜ん、それはそこまでなかったかなあ。
エレン:長いことアメリカでツアーをやったけど、たとえばコンサートの反応なんかはイギリスよりもむしろ気は楽だったわよ。イギリスのお客さんって、審査員を気取ってるとこあるから。「ほうら、どんなバンドかお手並み拝見」みたいなね。アメリカのお客さんはそれよりはかなりフレンドリーね。
ニール:ライブ中に会話することもイギリスよりはマシだったね。演奏の途中でバーに行く人の数もそれほど多くなかったし。
その点で言えば日本のリスナーがベストですよ。日本のリスナーはMCの間に大声でしゃべったりバーに行ったりはしませんから。
ギャレス:だからこそ、今回のアルバムからの新曲を日本で初披露したかったんだ!日本のファンほど、アーティストの曲を一生懸命聴いてくれる人たちはいないよ。日本のファンとも少しコミュニケートしてるけど、彼らは僕らのどの曲のどういうところが好きまで言ってくれる。これは本当に嬉しいことだからね。
そんな風に言ってもらって日本のファンもうれしいですよ。でも今回は新曲が多いから…
ギャレス:戸惑うファンも多いよね(笑)。
またすぐに戻ってきてくださいよ。
ギャレス:2ndのツアーで戻れるかどうかは今のところちょっとわからないけど、いずれにせよ、すぐに戻るよ。
(中目黒・ホステス・インターナショナルにて)
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